株と不動産の比較 おまけ

最近の株式市場と不動産投資

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 最近の株式市場を見ていると、不動産投資の良く言えば安定感、悪く言えばもっさり感を改めて感じます。

 

 2012年末に民主党から自民党に政権が移り、2年後の2014年末にはアベノミクスが功を奏して株価はほぼ倍の17500円に急騰。この時点で株式投資をしている人たちのサイトやブログは祭り状態で、さらに2015年の4月には2万円超え達成で狂喜乱舞。

 

 この間に持っている資産を数倍〜数十倍に増やした人たちも少なくありません。

 

 ほとんどの株が買えば上がる状態の中で売って買ってを繰り返しているのですから、当然資産はどんどん増えていきます。そのスピード感を見ていると、インカムゲインを目的とした不動産投資をしている私からすると株には全く敵わないなあと思います。

 

 しかし、2015年の夏には、中国株式市場の暴落に伴う日本株の下げもあり、相当数の人が資産を大きく減らし、年末にかけて値はかなり戻したものの、また一気に下がり始めてこれを書いている現在(2016年2月)は1万5千円程で、少なくない人たちが大損害を蒙って相場から撤退したり、泣きながらナンピン買いをしていたりと、これまた不動産投資家の私からすると動きが荒くて大変だなあと思います。

 

 一気に資産を倍増できるスピード感が羨ましいと同時に一気に資産を減らしてしまう怖さがなくて私は気楽だという感じですね。

 

 もちろん、こんな乱高下の相場でも、市場の動きに合わせて買いと売りを自在に操り、しっかり利益を出している株式投資家はいるわけですが、私にはそれで継続的に利益を出し続ける才能はなく...やはり私には不動産投資が一番合ってるんだと思います。

 

 不動産賃貸業を営む私は、この安倍政権が誕生した後のアベノミクス景気で特段資産を増やすこともなく、逆に減らすこともなく過ごしております。

 

 資産について言えば、アベノミクスによる好景気で物件価格が上がり、私が購入したいと思える値段のものがほとんどなくなってきたため、利回りの良い築古の小さな戸建てや区分所有をいくつか買っただけでほぼ動きはありません。

 

 景気が良くなると資産が増やしづらくなるという(もちろん融資はつきやすくなるので、増やしやすくなるという部分もあるのですが、私は融資が付きやすくても高い物件は買いたくないクチでして)株式投資とは逆の投資スタイルですね。景気が悪くなると(融資はつきづらくなりますが)物件の価格は下がるので資産を増やしやすくなるという。

 

 ただ、違う見方をすれば、景気が良かろうが悪かろうが資産を減らすことはないわけです。資産を増やせないならばそのままじっと耐えていれば良いわけで。

 

 でも、実際は積極的に物件を買っていかなくても、耐えていれば資産は増えていくんですよ。

 

 普通は、「物件を買わずにじっと耐えている」=「資産は全く増えていない」と思いますよね。

 

 会計上の話になってしまうのですが、不動産投資家が物件を増やさずにじっと耐えていたとしても、保有している物件(資産の部の固定資産)から家賃が入ってくるわけで、そこからローン(負債の部の固定負債)を払っているんですね。

 

 そうなると、(仮に家賃でローンを支払い、余った分を生活費として全部使ってしまい)資産の部が増えていなくても、負債の部は減り、資産−負債=純資産(資本)という式のとおり、物件を何も買わないで耐えているだけで純資産が増えていくという状態(実際は家賃でローンを払い、生活費を使っても当然まだ余るので資産の部(流動資産=現金)は増えていくのですが。

 

 現状の私のバランスシートは、資産の部も負債の部も大きなバランスシートで(固定資産も億単位ではあるものの固定負債の方も億単位ですから 泣)、純資産はそれほど大きくない状態ですが、積極的に物件を買っていったりしなくても、負債が少ない大きなバランスシートという理想の状態にどんどん近づいていくのです。

 

 今は物件の値段が高くて中々買っても良いと思える物件は少ないと思います。でも、全くないわけではないので良い物件が出てきたらすぐに買えるように準備しておくとか、まだ不動産投資を始めていない人は、焦って買うのではなく、今はしっかりと不動産投資について勉強しておく時期だと思います。

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