長屋

連棟式の建物

 長屋と言うと古臭いイメージですが、いわゆるタウンハウスです。マンションはエントランスや階段等の共有部分がありますが、長屋には共有部分はありません(ただし、壁部分は共有しています)。戸建ての良さとマンションの経済性を両立させられることがメリットです。

 

タウンハウス

 

 でも、私個人としては、長屋形式の建物を住むために購入というのはあまりお勧めできないですね。マンション並みの価格で戸建てに住めるというのがメリットですが、マンションであれば鉄筋コンクリートですから壁を共有していても騒音はそこまで気にならないものの、長屋は木造で壁を共有しているのでやはり音のトラブルはあります。さらに、普通の戸建てなら建て替えや増築、リフォームなどは自由にできますが、長屋は住民たちの同意がないと建て替えるのはおろか増築やリフォームもままならないわけです。マンションと戸建ての悪いとこ取りとも言えるでしょう。

 

 しかし、住むためではなく、不動産投資の観点から見ればメリットもあります。長屋全部を所有して収益物件として賃貸に出しているのなら普通のアパートと一緒で、大家が好きにリフォームもできますし、建て替えることも可能です。

 

 また、敷地延長の土地は、アパートなどの共同住宅は建てられませんが、この長屋形式の建物は建てられるのです。つまり、敷地延長の土地を持っていて不動産投資をしたいと考えていたり、敷地延長の安い土地を仕入れることができた場合などは、長屋形式でタウンハウスやテラスハウスなどの収益物件を建てることができるというメリットがあるわけですね。


長屋関連ページ

建ぺい率(けんぺいりつ)
何かと聞くことが多い建ぺい率という単語。優しく説明。
容積率(ようせきりつ)
建ぺい率と並んで非常によく耳にする言葉
元金均等(がんきんきんとう)と元利均等(がんりきんとう)
銀行から融資の返済方法には元金均等と元利均等の二通りの方法があります。
抵当権と根抵当権
抵当権と根抵当権の違い。それぞれの有利な点、不利な点の説明。
ノンリコース
非遡及のローンである、ノンリコースについて説明します。
在来工法とツーバイフォー
木造における、二つの代表的な工法である在来工法とツーバイフォーの説明
ローン特約
売買契約時に入れておくローン特約についての説明。
リバースモーゲージ
日本ではまだあまり馴染みのないリバースモーゲージについて簡単に説明します。
信用情報
不動産投資はほとんどが融資を受けてするものなので、信用情報は非常に大切です。
市街化区域と市街化調整区域
土地を探していると、時々凄く安い土地があってこれは!と思う時があります。よく見ると市街化調整地域ということは結構ありますよね。
敷地延長(しきちえんちょう)
4m以上の道路に2m以上接道している土地でなければ建物が建てられないため、奥にある土地は細長く敷地を延長したような形で接道を確保しているわけです。
マイソク
初めて聞いた時は「マイソク?なんですかそれ?」でした。だってなんか語感が笑えませんか?
重要事項説明書(じゅうようじこうせつめいしょ)
重要事項説明書、いわゆる「じゅうせつ」についての説明をします。
2項道路
不動産投資をしているとよく耳にする2項道路。普通の人にはどんな道路なのかわかりませんよね。
ROIとROEとCCR
ROIとROEとCCRは共に投下した資本に対する利回りを測る指標ですが、それぞれ微妙に意味するところは違っているため、わかりやすい言葉で説明してみたいと思います。
かきあげ
不動産投資の世界でフルローンやオーバーローンを組む際に使われる手法で、最近ではスルガ銀行のかぼちゃの馬車で問題になっていますが、不動産業界では昔から行われていた手法です。

不動産投資を始める前に サラリーマンの不動産投資 公務員の不動産投資 頭金なしで物件を買う 不動産についてのあれこれ