在来工法とツーバイフォーについて
在来工法は木造軸組構法、ツーバイフォーは木造枠組壁構法とも呼ばれます。
軸組とか枠組とか言われてもなんのこっちゃという感じですが、簡単に言えば在来工法は柱で建物を支える工法、ツーバイフォーは壁で建物を支える工法ですね。
さて、それぞれのメリットとデメリットを説明します。
在来工法のメリットは費用が安い、ほとんどの建築会社が対応できる、増築改築などがしやすい、湿気に強いなどでしょう。
ツーバイフォーのメリットは、気密度が高い、防火性能が高い、断熱性能が高い、在来工法は軸という線で建物を支えますがツーバイフォーは壁という面で建物を支えるので耐震性能が高いなどです。
在来工法のメリットの部分はツーバイフォーのデメリットですし、ツーバイフォーのメリットの部分は在来工法のデメリットの部分ですが、実際の住み心地という面ではあまり変わらないと思います。
さて、不動産投資の観点からすると、住み心地が変わらないのであればやはりキャッシュフローを重視しますので、アパートを建てる時には当然費用の安価な在来工法が基本となります。
ツーバイフォーのアパートを建てたらそれが付加価値になって家賃を上げれるのであれば、ツーバイフォーで建てるという選択肢も当然あると思うのですが、入居者が同じ木造のアパートで工法の違いを気にすることはないので、私としてはツーバイフォーよりも在来工法だと思います。
在来工法とツーバイフォー関連ページ
- 建ぺい率(けんぺいりつ)
- 何かと聞くことが多い建ぺい率という単語。優しく説明。
- 容積率(ようせきりつ)
- 建ぺい率と並んで非常によく耳にする言葉
- 元金均等(がんきんきんとう)と元利均等(がんりきんとう)
- 銀行から融資の返済方法には元金均等と元利均等の二通りの方法があります。
- 抵当権と根抵当権
- 抵当権と根抵当権の違い。それぞれの有利な点、不利な点の説明。
- ノンリコース
- 非遡及のローンである、ノンリコースについて説明します。
- ローン特約
- 売買契約時に入れておくローン特約についての説明。
- リバースモーゲージ
- 日本ではまだあまり馴染みのないリバースモーゲージについて簡単に説明します。
- 信用情報
- 不動産投資はほとんどが融資を受けてするものなので、信用情報は非常に大切です。
- 市街化区域と市街化調整区域
- 土地を探していると、時々凄く安い土地があってこれは!と思う時があります。よく見ると市街化調整地域ということは結構ありますよね。
- 敷地延長(しきちえんちょう)
- 4m以上の道路に2m以上接道している土地でなければ建物が建てられないため、奥にある土地は細長く敷地を延長したような形で接道を確保しているわけです。
- 長屋
- 最近はタウンハウスと言うことが多いですが、法律上は長屋形式となります。
- マイソク
- 初めて聞いた時は「マイソク?なんですかそれ?」でした。だってなんか語感が笑えませんか?
- 重要事項説明書(じゅうようじこうせつめいしょ)
- 重要事項説明書、いわゆる「じゅうせつ」についての説明をします。
- 2項道路
- 不動産投資をしているとよく耳にする2項道路。普通の人にはどんな道路なのかわかりませんよね。
- ROIとROEとCCR
- ROIとROEとCCRは共に投下した資本に対する利回りを測る指標ですが、それぞれ微妙に意味するところは違っているため、わかりやすい言葉で説明してみたいと思います。
- かきあげ
- 不動産投資の世界でフルローンやオーバーローンを組む際に使われる手法で、最近ではスルガ銀行のかぼちゃの馬車で問題になっていますが、不動産業界では昔から行われていた手法です。