在来工法とツーバイフォー

在来工法とツーバイフォーについて

 在来工法は木造軸組構法、ツーバイフォーは木造枠組壁構法とも呼ばれます。

 

 軸組とか枠組とか言われてもなんのこっちゃという感じですが、簡単に言えば在来工法は柱で建物を支える工法、ツーバイフォーは壁で建物を支える工法ですね。

 

 さて、それぞれのメリットとデメリットを説明します。

 

 在来工法のメリットは費用が安い、ほとんどの建築会社が対応できる、増築改築などがしやすい、湿気に強いなどでしょう。

 

 ツーバイフォーのメリットは、気密度が高い、防火性能が高い、断熱性能が高い、在来工法は軸という線で建物を支えますがツーバイフォーは壁という面で建物を支えるので耐震性能が高いなどです。

 

2×4工法の家

 

 在来工法のメリットの部分はツーバイフォーのデメリットですし、ツーバイフォーのメリットの部分は在来工法のデメリットの部分ですが、実際の住み心地という面ではあまり変わらないと思います。

 

 さて、不動産投資の観点からすると、住み心地が変わらないのであればやはりキャッシュフローを重視しますので、アパートを建てる時には当然費用の安価な在来工法が基本となります。

 

 ツーバイフォーのアパートを建てたらそれが付加価値になって家賃を上げれるのであれば、ツーバイフォーで建てるという選択肢も当然あると思うのですが、入居者が同じ木造のアパートで工法の違いを気にすることはないので、私としてはツーバイフォーよりも在来工法だと思います。


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