サラリーマンを辞めると融資がキツイ

不動産投資を続けていく上で

 サラリーマンが不動産投資をする理由はいくつかあると思いますが、基本的には2つだと思います。まずは定年後に経済的に困窮したくない、年金代わりに不動産所得が欲しいというものです。こういう理由で不動産投資をしているサラリーマンであれば、全く無理なく目標を達成することができると思います。

 

 もし私がサラリーマンでそうした目標を持っているのならば、住宅ローンを使用します。土地を買ってその上に1階が居住部分、2階部分がアパートの賃貸併用住宅を建てます。ローンを払った上で少しプラスが出るかローンを払ってトントンにできるぐらいのプランを作ることはそんなに難しいことではありません(大手ハウスメーカーでは建築費が高くなり過ぎるので地元の工務店を使えばという仮定です)。詳しいやり方は住宅ローンでアパートを新築する方法で説明してありますので読んでみて下さい。どこにどの程度のものを建てるかにもよりますが、頭金がほとんどないサラリーマンでも問題ありません。

 

 ローンはアパートの家賃で払い、自分は家賃(自宅兼アパートを新築するまで払っていた家賃)を払ったつもりでその分を繰り上げ返済に回せば、15年から20年の間にローンは完済できてしまいます。もしも、賃貸併用住宅を建てる前に家賃を払った上で貯蓄が出来ていたサラリーマンであれば、10年もかからずローンを完済するのは全く夢ではありません。定年前に月に10〜15万円程度の自分年金を作ることは容易でしょう。

 

 しかし、サラリーマンが不動産投資を始める一番の理由はサラリーマンを辞めたいからではないでしょうか。経済的自立を手に入れることにより、満員電車に揺られて会社に辿り着き上司の顔色を伺うことをする代わりに、家族と一緒に過ごしたり、友人と遊びに行ったりしたいからこそ不動産投資を始めるわけです。

 

仕事を辞めたがっているサラリーマン

 

 しかし、不動産投資をする上でサラリーマンであるということは非常に重要なのです。

 

 社長とサラリーマンではサラリーマンの方が銀行は融資をつけてくれやすいという話はしました。ある程度不動産収入が入ってくるようになり、給料なしで生活できるようになるとサラリーマンを辞めてしまいたくなります。しかし、サラリーマンを辞めるということは個人事業主、不動産会社を作るなら社長になるということです。でも個人事業主や社長になったら銀行は中々融資つけてくれないんですよ(^_^;)

 

 さらに、サラリーマンでいる間は生活費は全て給料から出していたわけですが、サラリーマンを辞めると入ってくる不動産収入の一部を生活費に使ってしまうことになります。生活費自体は人にもよりますが、普通の人であれば20万から40万円程度でしょうか。

 

 家賃収入が100万円入ってローンが30万円程度だったしても、生活費で30万使ったら残りは40万。いつも満室ということはないので手元に残るのは20万から30万でしょうから、そこからリフォーム代と税金払ったらお金が貯まりません(税金を申告する上では黒字かも知れませんが)。

 

 利益が出てない人に銀行は融資を付けてくれませんよね。だから家賃収入100万円程度では経費を考えるとまだまだ辞めて良いレベルじゃないんです。家賃が200万300万入ってくるようになり、空室率やローン返済を考えても手元に100万150万入ってくる状態にならないとサラリーマンを辞めてはいけないんですね。

 

 サラリーマンでいる間に不動産投資を始めなければならない理由、そしてある程度までサラリーマンでい続けなければならない理由がここにあります。


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