サラリーマンは給与所得がある

不動産所得と給与所得

 サラリーマンでいる間に不動産投資を始めた方が良い大きな理由の一つは、サラリーマンは給与所得があるということです。会社に勤めていれば毎月お給料が貰えるわけです。当たり前ですが、不動産投資だって不動産所得が入ってきます。しかし、入ってこない月もよくあるのです。いや、入ってきても出ていくお金が多過ぎて赤字になることがあるのです。月単位でもそうですが、年間を通して赤字になることだってあります(減価償却を入れなくてもです)。

 

給料を手にしたサラリーマン

 

 一部屋しか持っていなければ話は別ですが、一年を通して空室率が0パーセントなんてありえませんし(5部屋や10部屋しか持ってなければあり得るでしょうが)、退去の度にリフォーム代がかかります。入退去が集中したり、所得税を支払う3月なんて私はいつも赤字です。固定資産税や住民税等の支払いがある5月や6月も赤字です。

 

 私の場合は物件を複数持っているので、ある物件単体で見て赤字になったり、また、ある月だけで見て物件全体でプラスのキャッシュフローがでなかったとしても、1年間という単位で全ての物件をトータルで見れば基本的にはプラスになりますが、それでも新たに物件を購入した年などは赤字になることもあります。

 

 サラリーマンは給与所得があります。不動産所得が入ってこない月があっても不動産所得なしでも生活できるわけで、焦ることはないんですよね。でも、60歳で定年退職して、虎の子の退職金や貯金を元にローンを組んで不動産投資をしたとします。それでもし不動産収入が赤字の月や年があったら生活できないじゃないですか。年金が入ってくるのだってまだまだ先の話です。

 

 不動産所得が給料よりも多く入ってくるからもうサラリーマンを辞めても大丈夫と考えるのは早計です。家賃100万円ローン30万円でも、サラリーマンを辞めると結構キツイですよ。家賃から生活費を出していきますからね。満室で家賃100万でも、空室率10パーセントだったとしても90万、ローン30万、生活費30万引くと手元に30万しか残りません。ここからリフォーム代や税金まで払ったらもうほとんど利益出ませんよ。

 

 なので不動産所得が充分に大きくなって、もうサラリーマンの給与所得なくても大丈夫というところまでサラリーマンを辞めてはいけないのですが、その大丈夫な不動産所得の額というのが、普通の人が想像するよりもかなり高額なのです。普通は家賃が100万、ローン30万だったらサラリーマンなんて辞めて自由に生きるんだって思いますよね。でも、そんな額じゃ全然足りませんよ

 

 もちろん、サラリーマンを辞めて、大して稼げないけど自分がやりたかった仕事をするんだとかいうなら別ですよ。月に15万円とか20万円しか稼げない仕事だから今まで出来なかったということならば全然オーケーです。頑張って月に20万円ぐらいに生活費を抑えて暮らし、もし足りなければ家賃収入があるから良いやという形なら問題はありません。それなら生活費以外に月に30万円も余分なお金があるわけで、心配もないでしょう。

 

 サラリーマンを辞めて一切仕事をせずに遊んで暮らしていくのに家賃収入100万円ではちょっと足りませんという話です。


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