もはやサラリーマンは気楽な稼業ではない

　日本が高度経済成長の時代、サラリーマンは気楽な稼業と言われていました。植木等さんの歌ですね。終身雇用、年功序列などで守られていたサラリーマンは本当に気楽な稼業だったのかも知れません。

　モーレツ社員などが当然だったりもしましたが、その反面出世を諦めたサラリーマンは本当に気楽だったんでしょうね。釣りバカ日誌のハマちゃんなんかが典型かも知れません。

　さて、現在の日本では終身雇用や年功序列という仕組みはどんどんなくなっていってます。サラリーマンは気楽な稼業ではなくなっているんですね。

　給料が上がらなかったり、リストラがあったり、会社が潰れたり、会社が潰れるどころかＡＩによってその業界ごと仕事がなくなってしまったりということが現実になってきています。

　頭も使わず、何か行動を起こすこともせずとも会社が面倒を見てくれ、気楽なサラリーマン生活を送れた日々はもう昔の話です。

　何か小さなビジネスを副業として始めるのも良いかも知れません。不動産投資をするのも良いでしょう。株式投資でもＦＸでもとにかく何かを始めてみることをお勧めします。

　あ、でも、不動産投資が気楽な稼業かと言えばそうでもないですよ。もちろん、サラリーマンに比べれば気楽な稼業だとは言えますが、それでも、何も勉強もせず努力もしないで勝てる世界ではありません。

　特に人任せにしてなんにもしないというのが最悪のパターンです。かぼちゃの馬車の問題なんかでもそうですよね。不動産投資について勉強をせず、物件の相場も周囲の家賃相場も全く調べもせず、会社に言われるがままに、相場よりも高い物件を高金利でお金を借りて購入し、集客などは全て会社に任せて家賃が振り込まれるのを見ているだけなんていうお気楽なことをやっていると大変なことになるのです。

　ただし、サラリーマンが会社でしている仕事と同じクオリティで不動産投資に取り組むなら、これはもう相当にリスクの低いものになるでしょう。

　そしていったん、知識と経験を身につければ、不動産投資は本当に気楽な稼業であるとも言えます。少なくともサラリーマンよりも遥かに気楽な稼業であることは間違いありません。

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