久しぶりの家賃の滞納2 内容証明を出す

強制執行に向けて内容証明を送る

 久しぶりに家賃を滞納されて不動産屋に連絡を入れた話を前回しました。

 

 不動産屋を通して家賃保証会社に入っているので、家賃保証会社への最初の連絡は、不動産屋に管理を委託していなくても不動産屋を通すのが普通です。

 

 不動産屋に電話したところ、担当の営業(その入居者を客付けしてくれた営業)が、「そうですか。多分振り込み忘れじゃないかと思うのでまずその入居者さんに私の方から連絡してみますね。それでも連絡が取れないようでしたら保証会社の方に報告いたします。保証会社の方は滞納発生から80日以内なのでまだ余裕があるので大丈夫です。」と応対してくれたのでそのまま任せることに。

 

 数日後、その営業から電話があり、「携帯電話を変えたみたいで、電話がつながりません。なので、保証会社の方に連絡致しました。」とのこと。

 

 おお、なんか滞納する気満々でやっている感じがしてきました(笑)

 

 その後も毎日振込確認はしていたのですが、振り込まれる様子はなく、一週間ほどして保証会社から電話がありました。

 

 「電話がつながらないので、アパートの部屋まで行ったのですが、現状まだお会いすることが出来ていない状態です。なので、とりあえず滞納分のお家賃2か月分を大家様の口座の方に当社から振り込んでおきます。万が一入居者さんから家賃が振り込まれることがあったら教えて下さい。」と。

 

保証会社の担当

 

 うーん、とうとうこれから保証会社の取り立てが始まる感じです。そして次の週には保証会社から滞納している2か月分の家賃が私の口座に振り込まれました。

 

 さらに10日ぐらいして、また保証会社から連絡がありました。

 

 「アパートには帰って来ているみたいですね。それで何度もお手紙は入れてあるのですが全く連絡がありません。結構タチが悪い感じです。家賃の滞納も三か月になるので、強制執行へ向けて手続きに入りたいのですがよろしいですか。大家様は何もすることはございませんのでご安心下さい。裁判して判決取って強制執行かけるまで弊社で全てやらさせて頂きます。まずは、大家様のお名前で内容証明を一本打ちたいので、これからお送りするファックスに署名頂いて当社にファックスして頂いて宜しいですか。」

 

 10分後ぐらいに内容証明の内容が記載されたファックスと、その内容で内容証明を発送するのを依頼するファックスが届きました。内容証明の内容は次の通りです。

 

 

賃貸借契約解除通告書

 

(物件の表示)
物件名 ○○ 所在地 東京都○○市○○町○ー○ー○
賃貸人 私の名前 賃借人 入居者の名前
賃料 金○○円(但し1カ月分)

 

 賃貸人○○は貴殿と上記内容の賃貸借契約を平成30年○月○日に締結し現在賃貸中でありますが、貴殿は平成31年○月分より平成31年○月分までの賃料○○円の支払いを怠り本賃貸借契約の解除条項に抵触しています。よって本書面到着後7日以内に全額お支払い下さい。期日までに全額お支払い無き場合は再度の通告無く上記経過をもって本賃貸借契約は解除致します。お支払いが行えず契約解除に至った場合は速やかに解除日までに物件内の荷物を搬出し本物件を明け渡す様催告致します。
 本書面に応じない場合、不本意ではありますが法的手続きにて解決を図ります。

 

 後日のために本書を送付します。

 

 さあ、面白いことになってきました。このままバックレ続けるのか、それとも7日以内に3か月分の家賃を払うのか。

 

 バックレ続けた場合は、裁判になりますが夜逃げするのかな。夜逃げすると官報に載せてとかになるからまた時間が少しかかりますが、今回は保証会社さんが勝手に全部やってくれるし、その間の家賃も払い続けてくれるので私としては高見の見物となるので他人事みたいで気楽なものです。


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