1000万円から2000万円の運用へ
さて、そもそも1000万円を不動産投資で運用するつもりだった鈴木さん、土地が出てくるのを今か今かと待ち焦がれていたわけですが、とうとう出てきた土地が駅から徒歩1分の予想以上に良い土地。ただし、防火地域なので耐火建造物にしなくてはならず、建築コストが大幅に上がり、想定していた1000万円を頭金に5000万円を借り入れて総額6000万円で利回り8パーセントという不動産投資は出来なくなりました。
しかし、その土地は商業地であり、建ぺい率と容積率(80%・300%)にかなり余裕が出来たため、ならば3階建ての9部屋にしてしまって利回りを上げようということになりました。
計算してみると、2階建てのプランに比べて建物代は確かに高くなりますが、土地の値段は変わらずに3部屋増えて9部屋になるため、逆に利回りは上がることがわかりました。
河合社長には工務店にもかなり無理を言ってもらい、土地代+建築費+税金から全ての諸費用まで含めて9000万円で利回り8.4パーセント。つまり、普通に土地と建物の値段で計算する利回りであれば9パーセント近い利回りになります。
新築で9パーセントですよ!しかも駅徒歩一分。これやらなきゃ損ですよ。しかし、銀行の担当者に確認したところ、最低でも1500万円、出来れば2000万円を頭金として用意して欲しいとのこと。1500万だと金利が高くなり、2000万円用意できればなんと金利1%でなんとかなるかも知れないとの返事をもらい、その旨鈴木さんに説明しました。
そしてこの運用を理解した鈴木さん、当初は1000万円の運用の予定がさらにへそくりやら奥さんから借りたりで結局2000万円の頭金を用意することが出来ました。そして、河合社長にゴーサイン。社長はすぐに銀行に審査を申し込み、週末に契約を設定し、工務店に図面を書かせてアイムホームで社長と工務店と設計士と鈴木さんでアパートの細部を打ち合わせ。
その後、銀行の審査が通り、あっという間に金消契約から決済まで終わり、年明けにアパートが着工することになりました。
しかし、凄いですよね。この鈴木さん。公務員を20年やってきて、年収700万。それがいきなり自分の年収を超える不動産収入(756万円)確保ですよ。
ローンを考慮したとしても、家賃収入が月に63万円、ローン23万円、手元に残るのが40万円。給料の手取りよりも全然多い。1年前の彼なら想像もできない世界です。
不動産投資やったことない素人(土地が見つかるまでの間、みっちり不動産投資の勉強はしてましたけど)、9000万のアパート持っちゃうんですから大したものです。やっぱり河合社長すごいです。
当初の1000万円の運用から2000万円の運用になってしまったものの、逆に利回りは上がるわ資産は大きくなるわで鈴木さんウハウハです。さてこれからは現在進行形(年明け着工予定。2017年1月です)で鈴木さんの不動産屋への客付けの依頼やアパートの完成までを追っていきたいと思います。
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