100万円を複利で運用したらどうなるのでしょうか
さて、自分の収入の中から毎年100万円を運用に回せるとしましょう。この100万円を複利で運用するとどうなるでしょうか。
複利は人類最大の発明とアインシュタインが言ったように、複利で運用することができると資産が凄まじい勢いで増えていくのがわかります。
毎年100万円を貯蓄できる人が100万円を複利で運用した数字を実際に見てみるとしましょう。
先ずは、毎年10パーセントの運用でやってみます。賃貸収入目的の不動産投資では利回り10%はそんなに難しい話ではありませんし、銀行から融資を受ければROI(「リターンオンインベストメント」つまり実際に投下した資金に対する利回り)で20%、30%で運用することは普通のことです。
1年目は当たり前ですが、100万円に10パーセントの利回りを足して110万円です。100万円を何も運用しなかった時と比べても大した違いは出てきません。
2年目はどうでしょうか。100万円を何も運用しなければ、2年目も100万円を貯蓄して計200万円です。複利で運用した方は221万円。まだ大きな差ではありません。
これが10年目になるとどうでしょうか。運用しなければ当たり前ですが100万円×10年で1000万円です。毎年100万円を複利で運用した方はなんと1600万を超えています。このあたりからぐんぐんと差が付いていきます。ここまでくると、自分の収入から運用に回す100万円よりも、入ってくる運用益の方が大きくなっているからです。毎年100万円を運用に回せる上に、160万円の運用益をさらに運用に回せることになるからです。
20年目では6000万円近くになり、30年目ではなんと1億6千万円になります。運用していなかったとしたら30年後には3000万円にしかなっていないのにです。
もしも、30歳から運用を始めれば定年退職の時点で1億を軽く上回る資産を所有できているでしょう。
ちなみに、利回りを10パーセントではなく20パーセントで計算すると、10年目で2700万円、20年目で約2億、30年目でなんと12億となります。
もちろん、毎年確実に同じ利回りで運用できるわけではないですし、一応理論上数字はこうなりますよということですが、資産を複利で運用する凄さがわかりましたでしょうか。古今東西の富裕層はこれを利用して資産を増やしてきたわけです。
複利の考え方は、一攫千金ではありません。博打ではないのです。短期間に金持ちになることはできませんが、確実な方法です。この複利の考え方を一番簡単に応用できるのが賃貸収入目的の不動産投資なわけです。
今から資産運用を考えているのであれば、複利で資産を増やすことをお勧めします。
毎年100万円を運用に回せるのなら、どんどんそれを運用していきましょう。
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