100万円以下の資産運用

100万円持っていない人の運用

 資産が100万円もないのに運用なんてできるのでしょうか。また、運用したところで大した利益は出ないのではないかと思いませんか。

 

 確かに所有している現金が100万円以下では出来る運用は限られてくるでしょう。しかし、お金がほとんどなくても出来る投資はありますし、また、利益もきちんと出すことだってできるのです。

 

 100万円以下の投資でまず思い浮かぶのは金融商品でしょう。ミニ株や日経225miniなどであれば数万円〜数十万円の単位で取引ができます。また、FXも同様に非常に少ない資金からでも取引ができます。ただし、株でも先物でもFXでもやはり運用している単位が少ないので、自ずから利益も小額になることは致し方ありません。もちろん、相当なレバレッジをかけて取引すれば小額の資金でも大きな利益を出すことは可能ですが、それに伴いリスクも跳ね上がってしまいます。

金融商品

 では、100万円も運用に回せるお金がないにも関わらず、しっかりと利益を出すことが可能でリスクも低く抑えられる運用方法は何があるのでしょうか。

 

 もしも、私が運用に回せるお金がほとんどなかったら、私は迷うことなく不動産投資をします。当然、私には今までの知識と経験もあり、信頼できる不動産屋もいるのでためらわず不動産投資を選ぶわけですが、知識や経験がない人でもこのサイトや市販されている本を読んだり、不動産投資の通信教育を受けてきちんと勉強すれば不動産投資は非常にリスクの少ない投資になるのです。

 

 さて、本題。100万円もないのにどうやって不動産投資をするのか。与信を使うことで不動産投資をするのです。与信という資産を運用するわけですね。これに関しては「頭金なし投資経験なしで収益物件を買う」でやり方を詳しく説明しているので読んでみて下さい。

 

 ただ、常識的に考えて資産が100万円もない人の与信はかなり低いはずですよね。年収もかなり低いことは容易に想像できます。そういう人に諸費用も含めたオーバーローンなどは銀行も中々組ませてはくれません。そうすると頭金はなくともせめて諸費用ぐらいはないと融資はしてもらえないので、やはり100万円とは言わずとも50万円ぐらいは持っていないとどんなに古くて安いマンションでも購入することは難しいでしょう。

 

100万円

 

 しかし、平成27年度からの予定ですが、中古住宅を購入の際に改修費用までもフラット35に組み込めるようになるのです。これがどういう意味かと言えば、今までは中古住宅を購入する際にフルローンは組ませて貰えても、諸費用とリフォーム代は自分で用意しないといけなかったわけですが、リフォーム代まで含めてローンを組めるようになったのです(従来でもリフォーム代を組み込めるフラット35はあったのですが、物件価格+リフォーム代の9割までの融資であり、フルローンは組めなかったのです)。これで100万円持っていなくても物件を買うためのハードルがかなり下がります。諸費用分だけ用意できれば良いわけですから。

 

 でも、諸費用分もお金を持っていないということもあるわけです。そこが考えどころなのですが、例えば売買を仲介する不動産屋にリフォームもお願いするのであれば、諸費用は不動産屋に負担してもらうことも可能です。もちろん、その分リフォーム代は高くなりますが(当たり前です)、資金なしで物件を買うこともできるわけです。

 

 ただし、親戚や知人などの信頼関係のある不動産屋じゃないとこれもちょっと難しいかも知れません。では、親戚や知り合いに不動産屋もいなければ、付き合いがあって信頼できる不動産屋がいなかったらどうすれば良いでしょうか。そうなると100万円ぐらい貯めてから不動産投資を始める方が良いかも知れません。もしくはFXなどの金融商品から始めるのも手です。

 

 運用に回せるお金が100万円もない、信頼できる不動産屋もいない、それでも不動産投資を始めたいという方がいたら、私の知り合いの不動産屋に相談してみても良いかも知れません。東京と東京に隣接している県ぐらいであれば相談に乗ってくれると思います。「収益物件を買ってみよう」「営業さんその後」で知り合いの不動産屋を紹介しています。このサイトを見たと伝えれば親切に話を聞いてくれると思います。

 

 急ぐ必要がないのなら、FXなどの金融商品で運用しながら不動産投資の勉強をし(是非このサイトや本を読んだり、セミナーに参加して知識を身に付けてください)、100万円貯まった時点で不動産投資を始めるという方法もお勧めです。

 

 もしも、金融商品での運用がうまくいったなら、不動産投資をする必要はないかも知れません。多分そう感じると思います。そうだとしても、いつかは不動産投資をしたくなる時が来ると思います。私が通ってきた道でもあるわけですから。もちろん、才能があって金融商品で勝ち続けられる人もいると思います。でも、そうでない方は実際にするかしないかは別として不動産投資の勉強だけはしておいた方が良いと思います。「資本主義社会」というところで不動産投資がいかに有利かを説明しているので読んでみて下さい。

 

運用の勉強をしている男の人

 

 100万円持っていなくても運用は可能です。FXでも不動産投資でもできるのです。しかし、金融商品、不動産のどちらを選ぶにしても勉強は不可欠です。必ず勉強してから始めてくださいね。ルールを熟知していれば負ける可能性は少ないのです。


100万円以下の資産運用関連ページ

100万円で出来る資産運用
100万円を使ってできる上手な資産運用方法とは。どのようにしてして可能な限りリスクを低くしながら、リターンを大きくできるかを考えて投資しなくてはいけません。
100万円でやっていはいけない資産運用
100万円程度の資産を運用して増やすことを考えると、真っ先に思い浮かぶのが投資信託ではないでしょうか。しかし、冷静に分析すれば投資信託は非常に不利な投資であることがわかります。その他、資産を増やすにあたりやってはいけない運用方法について詳しく説明します。
100万円を複利で運用すると
100万円を複利で運用するとどのような増え方をするのでしょうか。複利が人類の最大の発明だと言われる所以がわかるでしょう。
100万円を複利で運用の補足
100万年を単純に複利で運用するのと、毎年100万円を運用に回してそれを複利で運用していくのとでは全く違います。
500万円で出来る資産運用1
手持ちの500万円を使ってどのような運用ができるか解説。不動産投資やFXなど様々な資産運用法がありますが、堅い投資方法とは。リスクを抑えながらリターンを増やす方法。
500万円で出来る資産運用2
運用に回せるお金が500万あるとだいぶ選択肢が広がってきます。特に不動産投資では、リスクを抑えた運用をいくつか選べるようになります。
500万円で出来る運用3 FX編
500万円の運用先として現物の資産の代表格である不動産とともに、株式などに比べると様々な面で有利なFXは良い選択と言えるでしょう。
1000万円で出来る資産運用
不動産投資や株式投資、商品やFXなど運用には様々な方法がありますが、1000万円を運用するにあたり、最適な資産運用とはどのようなものになるか、リスクを抑えながらリターンを増やす資産運用方法とは。
1000万円を運用する人
自分の貯蓄や蓄えなどから、1000万円を運用する人は一般的にどのような人なのかを考察します。
1000万円を運用する際の注意点
虎の子の1000万を運用する際の注意点として挙げられるのが、失敗しながら覚えていくということが出来ないことです。
1000万円の運用を考え始めた知人 知人の運用シリーズ1
知人が1000万円を運用しようと不動産投資の勉強を始めました。
知人は1000万をどう運用するのか 知人の運用シリーズ2
1000万を不動産で運用することに決めた知人ですが、具体的にどのような不動産投資をするのかはまだ悩んでいる状態でした。
1000万の運用の前に 知人の運用シリーズ3
知人は1000万を不動産投資で運用するにあたり、住宅ローンは奥さんの名義で組むことになりました。
中々土地が出てこない 知人の運用シリーズ4
1000万円を不動産投資で運用することに決めた知人ですが、中々前に進めません。不動産屋に聞いても中々良い土地がないと返答。さて、鈴木さんの不動産投資計画はどうなるのか。
運用を2000万円に 知人の運用シリーズ5
不動産投資で1000万円の運用を考えていた知人ですが、結局なんと2000万円を運用することになりました。
2000万円を運用して9部屋のアパート 知人の運用シリーズ6
1000万円を運用する予定だったのが2000万円の運用になった知人。その2000万円で9部屋のアパートを建てることになりました。
アパートが完成しない 知人の運用シリーズ7
1000万円の運用だったはずが最終的に2000万円を運用して3階建て9部屋のアパートを建てることになった知人ですが、4月末に入居可能予定だったのがゴールデンウィークになっても完成しませんでした。
満室にならない 知人の運用シリーズ8
2000万円を運用して新築アパートを建てた知人ですが、そのアパートが満室にならずに悩んでいます。
まだ満室にならないアパート 知人の運用シリーズ9
2000万円を不動産投資で運用して新築アパートを建てた知人ですが、完成後4か月が経過するもまだ満室になりません。このままではとんでもなく低い利回りの運用になってしまいます。
やっと満室になったアパート 知人の運用シリーズ10完結編
2000万円を不動産投資で運用し、新築のアパートを建てた知人ですが、中々満室にならずに苦しんでいたものの、やっとアパートが満室になりました。
満室のお祝い 知人の運用シリーズ番外編
資産の運用を決断してから2年かかってやっと満室になったアパートを手に入れた知人のお祝いで、不動産屋さんとお祝いの飲み会をしました。
資産を運用しないと?
サラリーマンとして働いているだけで資産運用を全くしないということは、これからの時代相当リスクの高い人生となるでしょう。
未経験者が不動産投資で資産を運用する際の問題
100万円でも1000万円でも良いのですが、未経験者が不動産投資で資産を運用する際に問題となってくるのが、信頼できる不動産屋をどうやって見つけるかでしょう。
貯金では金持ちになれません
給料の中から一生懸命貯金したとしてもそれで金持ちになれるわけではありません。定期預金の金利が1年で0.1%程度では貯金を運用に回さずして金持ちになるのは不可能と言えるでしょう。
貯金の運用
一生懸命貯金した虎の子のお金の運用は、それが100万円なのか1000万円なのかで運用方法も変わってきます。貯金を運用するならしっかりと勉強することをお勧めします。
運用するリスクと運用しないリスク
運用にはリスクがあるのは常識ですが、運用しないということにもリスクがあることを理解している人はそう多くはありません。
国債で運用しているから安心な投資信託?
投資信託等の中には日本国債での運用をメインをとしているものもがあり、安心を謳っていますが本当でしょうか。
資産を増やす方法
資産を増やす方法はいくつもありますが、安定的に資産を増やす方法は、やはり投機に走らず賃貸収入を目的とした不動産投資のような不労所得を増やしていくのが王道です。
不動産投資は一攫千金の運用方法ではない
不動産投資というといまだに土地ころがしのようなイメージを持つ人がいますが、不動産投資は一攫千金を狙う運用方法ではありません。
実際に1000万円を不動産投資で運用してみた
今まで説明してきた不動産投資などでの運用の仕方ですが、実際に私自身が1000万円を運用した結果を紹介します。

不動産投資を始める前に サラリーマンの不動産投資 公務員の不動産投資 頭金なしで物件を買う 不動産についてのあれこれ