貯金を運用する
ある程度の額を貯金することができると、多くの人はそれを運用に回すことを検討すると思います。
しかし、問題となってくるのが、どのように貯金を運用するのかということです。
せっかく貯めた虎の子の100万円がいきなり半分になってしまったり、丸々なくなってしまうような危険な運用はしたくないですよね。
だからと言って普通預金に入れておくだけでは年に100円や200円程度の利息しかつきません。
そこで考えるのが、普通預金に入れている貯金を定期預金に入れることですが、それでも結局年間に数千円の利息が得られるだけです。
実際のところ、貯金を運用せずにただ銀行口座に入れておくだけでは、インフレ率を考慮すると実質的に資産は目減りしてしまいます。2014年のインフレ率は(10月時点で)約2.6パーセントとなっており、100万円が1年間で102万6千円以上にならないと資産は目減りしていることになります。
貯金した100万円が変わらず100万円口座に入っているのに減っているというのは理解しづらいかも知れませんが、インフレ率2.6パーセントとは、1年前には100万円で買えていたものが、現在は102万6千円出さないと買えなくなってしまい、来年には105万円以上ないと買えなくなってしまう状態です。
つまり、2.6パーセント以上の運用をしていないと、せっかく貯金したお金が毎年どんどん減っていくことになるのです。
このことを踏まえると、利息が0,02パーセントの普通預金や0.2〜0.3パーセント程度の定期預金に預けるのは、資産を減らし続けるという状態であり、資産を維持し、そして増やしていくためにはおおよそ3パーセント以上の利回りを最低ラインとして運用をしなくてはならなくなります。
私自身の主な資産の運用方法は賃貸収入目的の不動産投資ですが、株でもFXや商品取引でも自分の好みの運用で良いと思います。
どの運用方法にもリスクや難しさもあり、これで運用すれば絶対損することはなくて簡単に儲かりますというものはほとんど詐欺のようなものが多いです。もちろん、リスクが低い割にリターンが多いというものもありますし、逆にリスクが高い割にリターンが少ないというものもあります。
ただ、一つ言えるのは、どの運用方法にもリスクはあるものの、しっかりと勉強することによってリスクを減らすことは可能です。またリターンを増やすことも可能です。
やらなくてはならないことは、まず、どのような投資を自分がやりたいのかを知る。リスクが高めでも良いから資産をどんどん増やしていきたいのか、元手が少ないからギャンブルに近いような投資で一発逆転を狙いたいのか、リターンは少なくても良いので安定的に増やしていきたいのか。
どのような運用方法を自分が求めているのかわかったら、次にその運用方法を徹底的に勉強することによって、リスクを減らしリターンを大きくしていくことができるでしょう。下の方に貯金の様々な運用方法にについてまとめてあるので読んでみて下さい。
貯金というものは何もしなければ実質的には目減りし続けていくことをしっかりと理解しましょう。そして、現在銀行口座に入っている貯金の運用を真剣に検討する必要があります。
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