失敗して当然の不動産投資

少しでも不動産投資を勉強していれば失敗しなかった

 まだまだ収まらないかぼちゃの馬車の問題。被害に遭った人は本当に可哀想ですが、しっかりと不動産投資の勉強をしておけば失敗することはなかったのに、残念な話です。

 

 いや、しっかりと勉強しなくてもちょっとだけでもネットで不動産投資について調べたりすれば、絶対に手を出してはいけないものだということがわかったはずなんですけどね。

 

 

 なぜなら、このサイトでも随分前からシェアハウスは手を出さない方が良いとかサブリースは絶対にダメだとかということをしつこいぐらいに説明していますし、もうここ数年はこのサイトだけでなく色んなサイトにこの二つは手を出してはダメだと書かれていますからね、ちょっと調べればわかることなんです。

 

 サブリースだってレオパレスの問題とかがあって、あれだけあの裁判なんかが報道もされ、ネットでも騒がれたんですから、30年間減額なしの一括借り上げなんて普通は鵜呑みにしません。

 

 つまり、今回の被害者たちは恐ろしいほどに全く不動産投資について調べていなかったんですね。1億円単位の投資をするにあたって、何も調べないというのはちょっと私には信じられない感じですが、それだけ営業マンが上手だったのでしょう。

 

 あとは、有名人を起用したテレビCMとか社長がマスコミで取り上げられたり、本を出版していたりしていたのも大きいのではないかと思います。

 

 だって、例えばですよ、トヨタがかぼちゃの馬車と同じ提案をしたらどうでしょうか。信じて投資する人はたくさんいるはずです。私だって30年間のサブリースは鵜呑みにしなくても(だっていくらトヨタだって30年後に会社が存続しているかどうかなんてわかりませんからね)、10年ぐらいは間違いなく貰えるのではないかと思いますもん。

 

 とりあえず10年間サブリースで毎月きちんと一定額(利回りで8%)貰えれば、いくら購入した物件が割高でも10年後はほとんど資金は回収出来ているし、もう数年大丈夫なら投下した資金は全部回収しているから、最後土地値で売っても大儲けじゃないですか。

 

 それを考えると被害者の人たちにはちょっと同情する部分はあるんですよ。ただ、同情はしますが、やっぱり営業の言葉を鵜呑みにして自分は不動産投資について全く調べずに億単位の投資というのはちょっと考えらないし、やはり勉強しないで不動産投資というのは失敗するんです。

 

 今回の件について言えば、普通なら周辺の家賃相場はもちろん、購入する土地の値段、建築費まで相場よりも高くないかどうかを調べたり、シェアハウスの構造や問題点、そもそものかぼちゃの馬車の物件の入居率なども調べて持続可能なビジネスモデルなのかなども調べるのは当然なのですが、そこまできっちり調べなくても「サブリース」「シェアハウス」というこの2点だけでもう普通は手を出してはいけない(プロの業者とかはまた別ですが)ということはすぐにわかるのです。

 

 不動産投資は素晴らしいということを説明しているこのサイトですが、同時に不動産投資は勉強しないで手を出すと高い確率で失敗する怖い投資であることを言い続けるサイトでもあり、これからも勉強する気がないなら不動産投資には手を出してはいけないとしつこく言い続けていこうと思っています。


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