不動産投資で安く買って高く売るは失敗する1

安く買って高く売るは投資の基本とは言いますが、不動産投資では...

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 今は昔、バブルの頃に不動産投資と言えばそれはもう完全にキャピタルゲイン目的の不動産投資で「安く買って高く売る」、これに尽きました。当たり前ですが、物件を安く買えて高く売れれば儲かりますよね。当時は不動産の価格が毎月のように上がっていき、東京の都心部では半年一年でそれこそ値段が倍になるなんてことも珍しくありませんでした。土地ころがしなんて言葉も一般的に知られるようになったのもこの頃です。土地の値段が未来永劫上がり続けるのならば、これが失敗せずに最も効率よく稼げる不動産投資の方法です。

 

 こういった不動産投資の何が問題かと言えば、不動産の価格がひたすら上がり続けるということはないということです。要は株と一緒ですね。上がる時もあれば下がる時もあるということです。しかし、株と違うところは不動産というものは、基本的には銀行から融資を受けて買うものです(株も信用取引がありますが、それはまた別の話なので置いておきます)。不動産を買いたいと言えば銀行はお金を貸してくれますが、株を買いたいからお金を貸してくれと言っても銀行はお金を貸してくれませんし、お金を借りて株式投資をしようという人もそもそもあまりいないでしょう。しかし、不動産投資は現金だけでやっている人は非常に少数です。

 

 ということは、株の場合は買った値段より下がったとしても、塩漬けにするということも可能です(損切りせずに塩漬けにするという行為が良いと言っているわけではありません)。つまり、株は持っているだけでは支払いが発生するわけではないので、値段が下がったとしてもそのまま持ち続けることが可能だということです。

 

 しかし、不動産の場合はどうでしょうか。銀行からお金を借りて物件を買っている以上、返済のために毎月銀行にお金を支払っていかなければなりません。つまり利益を出さずに物件を何年も持ち続けることは非常に難しいということになります。さらに物件価格が下がっていくと担保割れになってしまい、ローンも払えない、売るにも売れないという状態になり、最後は破産です。

 

 こういう形の不動産投資の失敗が、バブル崩壊後無数に繰り広げられてまさに修羅場となっていったのでした。

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