住宅ローンにも相見積もりを

住宅ローンの見積もり

 何か商品を発注する際に、相見積もりを取るのはビジネスの世界では極々当たり前の話と言えますが、住宅ローンで相見積もりを取ることはまだあまり一般的ではありません。

 

 見積もりを1社からしか取らずに、出された条件そのままで発注なんてことは通常ありませんよね。でも、住宅ローンではそれがまかり通っているのです。。

 

見積書

 

 住宅ローンの条件にもいくつかありますが、最も重要な条件は金利です。最も安い金利を提示した銀行の中から、ATMが自宅から近いとか、繰上げ返済手数料や保証料の有無などを勘案して銀行を選べば良いのですが、相見積もりを取らないことには選びようがありません。

 

 しかし、平日に休みを取って銀行を何行も回り、担当者に説明し続けるのは非常に手間です。しかも相見積もりだけ取って最終的には条件が悪いからと1行以外全ての銀行の担当者に断りを入れるのは何となく悪い気がしますよね。

 

 そういう時に便利なのがネットでの住宅ローンの一括見積もり。ネットで申し込みですから平日に仕事を休む必要もありませんし、時間も10分もあれば終わってしまいます。

 

 

 見積もり結果を見て一番条件の良い銀行に住宅ローンを申し込めば良いのです。もしも住宅ローンを組む銀行を既に決めている場合は、一番良い条件の見積もりを持ってその銀行に行き、担当者に「この見積もりと同じ条件でやってもらえませんか」と伝えましょう。多分同じ条件までにはしてくれる可能性が高いです。

 

 もっと言えば「これより金利を安くしてくれたらそちらで住宅ローンを組まさせて頂きたいです」と言ってもっと良い条件を取るのがベストです。

 

 ちなみに、普通は物件を買う時というのは、不動産屋やマンションの販売会社が提携する銀行を紹介してくれて、書類を書き込むだけで良い状態になっていることが多いのですがこれには裏がありまして。

 

 マンション販売会社や不動産屋は提携している銀行にお客さんを紹介する代わりにバックを貰うことになっているので、あまり良い条件ではない住宅ローンのこともあるのです。

 

 つまり、変動で組んで当初の3年間は金利0.7%だったりするのですが、3年後になると店頭金利(2.475%とか)になって毎月の支払いが跳ね上がったりすることも多いです。

 

 もちろん、変動で完済まで1.7%優遇してくれる住宅ローンを組ませてもらえたり、不動産屋が特に銀行と提携してなくて一番金利の良い銀行を探してくれたりとかもあるので一概に全部ダメというわけではありません。逆に提携ローンのが金利が安く良い条件で組ませてもらえることもありますし、何より提携ローンは不動産屋に全てお任せで楽なんですよね。しかも物件の審査は終わってて早かったりしますし。

 

 ただ、提携ローンを利用するにしても、ネットで見積もりを取っておかなければ、提携ローンの条件が良い条件なのか悪い条件なのかもわからないので、まずはネットで見積もりを取ってみましょう。無料ですしね。このひと手間で住宅ローンの総支払額が数百万円も変わることもあるのですから。


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