これから組む住宅ローンの金利を簡単に安くする方法

基本は複数の銀行から見積もりを取る

 住宅ローン・アパートローン問わず方法は同じです。源泉徴収票などの書類を用意して複数の金融機関を巡り、ローンの申込をして金利の交渉をし、銀行同士をで金利を競わせる(相見積りを取るわけですね)のです。この方法により、自分の与信で得られる目一杯の優遇金利を勝ち取るわけです。

 

 しかし、この方法は非常に手間も時間もかかりますし、サラリーマンが平日に何日もかけて銀行を回るのはキツイです。そこで時間も手間も最小限にして、簡単に自分の属性の範囲内で最も金利を安くする方法を説明します。

簡単な方法

 今は自分で複数の銀行を回らずとも、ネットを利用することにより、銀行の住宅ローンの審査申込ができます。しかも、一々それぞれの銀行に審査の申込を依頼するのではなく、一括でできます。この場合、銀行との交渉はできませんが、金融機関は条件を出す段階で複数の見積もりを取られていることがわかっているので、あなたの与信の範囲内でその銀行が出せる一番安い金利を提示してくれます。

 

お金を数えている女性の画像

 

 そこでまず最初にすることはネットでの仮審査の申込です。実際にやることは、自分の年収や勤務年数、買う物件や希望するローンの額などの必要事項を空欄に埋めると、借り入れができる見込みのある銀行がネット上で提示されるので、仮審査を依頼しましょう。もちろん無料ですし、仮審査の申込をしたからと言って、実際にローンを組まなければならないなんてことはないので心配は不要です。

 

 

この一括仮審査の申込は使いやすいです

 

 

 仮審査の申込をして結果が出たら、提示された金利を見てみましょう。変動で完済まで店頭金利から1.6とか1.7パーセント程度優遇されていたら(年収が700万円ある公務員で他にローンもなくクレジットカードなども最小限しか持っていないような属性が素晴らしい人でも)通常それ以上の安い金利はありませんので、それを提示した銀行の中から自分の好みの銀行を選んで申込をすれば良いでしょう。

 

 もちろん、まだローンを組むことを検討しているだけであれば、当たり前ですが本審査の申込などせずにそのまま「ああ、参考になったな。」で終わりです。

 

※家の近所にATMがある銀行とかネットバンキングが使いやすい銀行とか

住宅ローンを組みたい銀行が他にある場合

 もしも、店頭金利から1.6パーセントの優遇を提示した銀行以外の銀行で組みたい場合は、その見積もりを持って自分がローンを組みたい銀行に行き、見積もりを見せて「○○銀行ではこの金利でやってくれるのですが、私はこちらの銀行で組みたいので、同じ条件でやってもらえますか。」と言いましょう。その金利でやってくれる可能性が高いです。

 

店頭金利から1.6パーセントの優遇とは、例えば店頭金利が2.475パーセントだった場合、金利0.875パーセントということ

提示された金利よりも安くしたい場合

 もし、提示された一番安い金利が、例えば0.5パーセントの優遇しか取れないといった場合(つまり店頭金利が2.475パーセントだとして金利1.975パーセント)はどうすれば良いでしょうか。

 

 その場合は、ネットで取った見積もりの中で、一番金利が安いものを持って直接自分がローンを組みたい銀行に行って交渉してみましょう。交渉の仕方は同じです。「これ○○銀行の見積もりなのですが、これよりも安い金利でできますか?」と聞けばよいでしょう。ネットでの見積もりの一番安い金利から最低でも0.1パーセントは安くなる可能性が高いです。


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