公務員の与信
銀行がお金を融資する際にこの人にはいくらまでなら貸す、これ以上は貸さないということを決めるための銀行の評価が与信です。勤め先や勤続年数、年収などから個人の属性や与信を判断します。
もちろん、勤続年数などは長ければ長いほど良いですし、年収も高ければ高いに越したことはありません。
しかし、公務員というのは、勤め先が国ということで抜群の与信があるのです。
一般的に自営業とサラリーマンではサラリーマンの方が与信が高く(例えば年収1千万の自営業者よりも年収500万のサラリーマンの方が与信が良かったりします)、サラリーマンでも中小企業よりも大企業の方が、大企業の中でも一部上場企業の方が与信が良いです。
そんなサラリーマンの中でも公務員の与信は図抜けて良いのです。
与信が良いということは、物件を買う際に非常に有利になります。例えば普通のサラリーマンではそれほど与信が良くないためにせっかく利回りの高い収益物件を見つけても買えないとか、買うことができても金利が高くなってしまうなど不利な条件を飲まないといけないところが、公務員という与信で同じくらいの年収のサラリーマンでは買えないような物件を買えたり、普通よりも安い金利で融資してもらえたりということがあります。
つまり、公務員ということでせっかく高い与信を持っているのであれば、これは使わないと損だということになります。
もし、あなたが公務員で、しっかりと回る物件(利回りが高い物件)を見つけ、その物件の資料とエクセル等で作った簡単なものでも良いので現在の自分の資産の状況(貸借対照表)と毎月のキャッシュフロー(損益計算書)を持って銀行に行けば、(融資してくれるかどうかは別として)銀行員もきちんと話を聞いてくれます。
もしあなたが公務員であるならば、公務員であることによって得られる高い与信を活用しない手はないでしょう。
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