公務員の昇給と不動産所得

　震災後の特例法で国家公務員の給料はガツンと下げられましたが（２年間）、それを考慮しなくても、公務員の給料はもう１０年以上下がり続けています。ボーナスも以前は年間５ヶ月分ぐらいは貰えてましたが、今（２０１３年）は３．９５ヶ月分です。

　しかし、毎年定期昇給があるので、実際に年収が下がったのかと言えば、微増になっている人がほとんどではないでしょうか（勤務成績によって変わりますが）。

　ボーナスが下がり続けているのを置いておけば、毎月の給料は毎年４〜５千円程度は上がっていきますが、そのペースでは１０年経っても４〜５万円程度しか月収は上げられません。不動産所得をいきなり毎月４０〜５０万増やすのは簡単ではありませんが、４〜５万円増やすだけなら本当に簡単（それでも勉強は必要ですが）です。

　もし、５００万程度貯金があるのなら、借金なしで古い区分所有を一つ買って賃貸に出すだけで管理費などを引いても４〜５万毎月キャッシュフローを増やすのは難しくありません。地方に中古の戸建てを買ってそれを賃貸に出して家賃４〜５万を得るという形でも良いでしょう。

　頭金が無ければ、少し難易度は上がりますがローンを組んで物件を買うこともできます。とにかく、普通に勤めているだけならば、１０年かかってやっと増えるぐらいのキャッシュフローを数ヶ月で得られるのですから、スピードが全然違います。

　目標をどこに置くかなんですけどね。公務員を辞めて不動産所得で生きていくのを目標にするのであれば、数ヶ月では無理です。少なくとも何年かはかかるでしょうし、もしかしたら１０年２０年かかるかも知れません。結構大変な道のりですし、その目標を達せられずに定年まで勤めることになる人もいるでしょう（それでも定年後に何もしていなかった人よりも裕福な生活は送れるでしょうが）。

　でも、単純に毎月数万円でいいから収入を増やせれば良いというのであれば、勉強の時間を含めても実際数ヶ月から半年で簡単に出来てしまいます。公務員の給料はもう上がっていかないという公務員であることのマイナスの部分だけに着目するのではなく、銀行から見た公務員の与信は最高だというプラスの部分に着目して、公務員だからこそ不動産投資を始めた方が良いと私は思っているわけです。

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