内見から決済までの流れ

平日の昼間に時間を作らないとダメか

 投資用収益物件でも自分が住みたい物件でも同じですが、物件を購入するまでにはいくつかやらなければならないことがあります。ほとんどの不動産は高額なので通常は銀行から融資を受けて購入することが多いため、銀行からお金を借りて物件を購入する際の流れを説明します。

 

銀行で融資の相談をしている女性

 

 最近は、ほとんどの人がまずはネットである程度物件の情報を調べてから不動産屋に行くと思います。不動産屋に行ったら自分が欲しい物件を伝えて相談しますが、その日の内にいくつか内見することも多いでしょう。

 

 内見して気に入った物件があれば、今度は買い付け申込書を書きます(買い付け入れるとも言います)。こちらが提示した価格を売主の不動産屋が売主に伝えてOKが出れば今度はこちら(買主)の不動産屋と向こう(売主)の不動産屋が買主と売主の都合を相談して売買契約(ばいけいと言います)の日取りを決めます。

 

 契約が終わったら、今度は銀行に仮審査を申請し、通れば本審査となります。本審査が通ると今度は金銭消費貸借契約(きんしょうけいやく、きんしょう等と言います)の日取りを決めて銀行に赴き、書類をたくさん書きます。

 

 最後は決済(融資の実行)で、売主と売主の不動産屋、買主と買主の不動産屋、それに司法書士が融資の実行をする銀行に集まり、伝票をたくさん書いて(笑)終わりです。 

 

この内、金消契約と決済だけは、平日昼間となるので(要は銀行の営業時間内)、サラリーマンの人は仕事を休むか遅刻しないといけないことになります。


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