賃貸併用住宅にオーナーとして住むと
賃貸併用住宅にオーナーとして住むことのメリットについては前回のメリットのページで説明しましたが、デメリットについてはどうでしょうか。賃貸併用住宅という不動産投資を失敗に終わらせないためにはデメリットもきちんと理解しておかなければなりません。
私が思う一番のデメリットは、入居者に自分のプライベートを把握されてしまうということだと思います。万が一入居者とトラブルになった際に、個人情報をしっかり握られてしまっているのは少し怖いことだと思います。
もちろん、普通のアパートだって契約書を取り交わすわけですから、私の名前と住所は入居者だって知っていますよ。でも、賃貸併用住宅に住んでいる以上、自宅の場所はもちろん、家族構成から毎日の帰宅時間まで凄い量の個人情報を知られてしまっているわけです。
まあ、それを知られたところで具体的にどういう危険性があるかと言えば、多分ほぼ問題ないのでしょうが(もし本当に何か犯罪的なことをしたい人間がいたとしたら、当たり前ですがアパートから離れて暮らしていたとしても簡単に調べることができる情報ですので、特に賃貸併用住宅に住んでいるから危ないというわけではありません)、気味が悪いのは確かです。
ただ、もしも入居者とトラブルになった時のことを考えると感情は高まりやすいのかという気がします。というのも、私も入居者に対して明け渡し訴訟もしたこともありますし、訴訟までいかなくても出て行ってくださいという要求もしたこともありますが、私自身はその入居者さんたちと直接会って会話をしたわけではなく、私と入居者との間には司法書士か不動産屋が入っているので、私に直接入居者個人の怒りが向いてくることはないんですね。しかし、毎日顔を合わせているのに出て行ってくれとかってなるとやはり感情の高ぶりはあるのではないかと。もちろん、毎日顔をつき合わせていればそういういったトラブルになりづらいという側面はあるとは思うのですが、もしもトラブルになった時はちょっと怖い気がします。
あとは、入居者たちとコミュニケーションを取るのが面倒臭いという人もいると思います。入居者さんは仕事で言えばお客さんじゃないですか。そう考えると、休日にのんびり庭いじりをしている時までお客さんと顔を合わせて挨拶をしなくちゃいけないと思うと面倒だなと思う人がいても当然でしょう。
そういう挨拶をしたり会話をしたりすることが全く気にならない人や、入居者と全くコミュニケーションを取らない人もいるでしょうから、これも一概には言えないことなんですけどね。
私が思う賃貸併用住宅にオーナーとして住むデメリットはこのぐらいでしょうか。
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