サラリーマンのための失敗しない不動産投資

株式投資と不動産投資を比較する。

 投資と言われて一般のサラリーマンが真っ先に思いつくのはやはり株ではないでしょうか。それとやはり不動産でしょうね。最近はFXなども人気ですが、さすがにCXやオプションなどは普通の人は知らないと思いますので、やはり株、不動産が一番メジャーでしょう。

 

 バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット、不動産王のドナルド・トランプなど、株式投資や不動産投資で大金持ちになった人の枚挙にはいとまがありません。

 

 そんな投資の代表格とも言える株と不動産ですが、この二つを様々な面からメリット・デメリットについて詳しく比較・解説しているサイトは中々ないので、ここで説明していこうと思います。

 

株と不動産を比較している男の人

 

 しかし、この二つを比較するにあたり、インカムゲインを目的として株・不動産に対して投資するのか、それともキャピタルゲインを目的として株・不動産に投資するのかで全く前提が変わってしまいます(株式投資と不動産投資、どちらもインカムゲイン目的とキャピタルゲイン目的のものがあります)。

 

 そもそも前提が違うものを比較する意味があるのかという議論もあるでしょうが、キャッシュフロー(インカムゲイン)の増加、資産価値(キャピタルゲイン)の増加、それぞれについても株と不動産を比較することによって、より正確な理解に達することができると考えます。

 

 とは言っても、「投資ってやったことないけど、株と不動産どっちがいいの?」という人にもわかるように、なるべく難しい言葉は使わず簡単に説明しますので、気軽に楽しみながら読んでいただけたらと思います。

株と不動産の比較記事一覧

株と不動産の比較1 流動性 株編

 株と不動産を比較するにあたり、まずは買う・売るという行為について述べたいと思います。 流動性とは、現金の資産化または資産の現金化に要する手間や時間を表す言葉です。 要は、あなたが1千万円を使って株を買う時の手間や時間と1千万円使って不動産を買う時の手間や時間を比較してみようということですね。 株な...

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株と不動産の比較1 流動性 不動産編

 不動産の流動性は非常に低いです。 不動産を買う際には、通常であれば物件を見に行くところからスタートです。不動産屋に行き、物件に案内してもらい、そしてその物件が気に入ったとします。 まずは、買い付け申込書を書くことから始まります。大概は買い付けを入れる前に、案内してくれた不動産屋が物件を持っている不...

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株と不動産の比較2 資産価値 株編

 株の価格(資産価値)というものは、不動産と比較すると上がり下がりが激しいものです。 ストップ高、ストップ安という仕組みはあるものの、短期間で価格が急上昇したり急下降することも珍しくありません。 つまり、100円で買った株が1年後には1000円になるということがあっても何も不思議ではないのです。逆に...

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株と不動産の比較2 資産価値 不動産編

 不動産の価値は、基本的に景気の動向に対応します。 株は景気が良くても株価が下がったり、または潰れてしまう会社も珍しくありませんが、不動産価格は景気が上向きの時は、どこの土地でも概ね価格が上昇します。 逆に言えば、景気が悪くても株価が急上昇するような会社はありますが、景気が下向きの時はどこの土地でも...

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株と不動産の比較3 レバレッジ 株編

 投資を考える際に非常に重要になってくるのがレバレッジです。 レバレッジとはてこの原理であり、実際の自分の資本よりも大きな資本を動かすことを言います。 どのくらいのレバレッジを効かせられるかで投資効率が全然変わってくるので(同じ利回りでもROIが何倍にもなります。ROIについては後ほど説明します)、...

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株と不動産の比較3 レバレッジ 不動産編

 不動産投資を行う上で最も有利な点の一つがレバレッジです。 不動産を購入する際は、ほとんどの場合レバレッジを利用します。 株で追証(追加証拠金)のリスクを取りながら極限までレバレッジを活用してもせいぜい3倍程度。 しかし、不動産はレバレッジ3倍なんて普通です。よほど変な物件だとか、購入する本人の与信...

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株と不動産の比較4 キャッシュフロー 株編

 キャッシュフローとは、簡単に言えばお金の流れですね。株式投資と不動産投資を比較しているこのページでは、株を所有していることによるキャッシュフローと不動産を所有していることによるキャッシュフローを比較しようと思います。 そもそも、株式投資をする人で株を所有していることによるキャッシュフローを求めてい...

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株と不動産の比較4 キャッシュフロー 不動産編

 バブルの頃の不動産投資というのは、いわゆる土地転がしとか地上げという言葉に代表されるように、安く買って高く売るということ(キャピタルゲイン)を目的とした投資でした。 しかし、バブル崩壊後は家賃収入などを目的とした不動産投資が主流になっており、このサイトで言う不動産投資もインカムゲインを目的とした投...

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株と不動産の比較5 ROI 株編

 ROIとはリターンオンインベストメントの略で、自分が投下した資本に対する実際の利回りのことを言います。 前回比較したキャッシュフローと何が違うのかという声が聞こえてきそうですが、前々回のレバレッジの問題と掛け合わせると、大きく数字が変わってくるんですね。 しかし、基本的に株はレバレッジが効かないと...

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株と不動産の比較5 ROI 不動産編

 ROIと言えば、これはもう不動産投資の面目躍如でしょう。 不動産投資の利回りは場所にもよりますが、10パーセント前後を目安にすると前回お話しました。しかし、レバレッジのページでお話したように、不動産投資の場合、物件を買うのに銀行からお金を借りることができるわけです。 わかりやすい例えで説明しましょ...

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株と不動産の比較6 経費 株編

 確定申告で税務署に1年間の所得を申告する際、実際の所得から経費を引いてから申告することになります。 株で使える経費とはどういうものがあるのでしょうか。 売買手数料はもちろん経費ですが、株の場合他にはこれといって使える経費がないんですよね。 まあ、せいぜいPCとかインターネットのプロバイダー代とかで...

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株と不動産の比較6 経費 不動産編

 不動産所得は経費が非常に多く取れます。 最も大きいのが「減価償却」です。 例えば耐用年数が10年の残っている500万円の価値のある建物を所有して人に貸していたとします。10年かけて500万円を償却していく計算となりますので、1年間の所得から50万円を引くことができるわけです。10年間にわたり毎年5...

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株と不動産の比較7 維持に関わるコスト 株編

 株を所有して配当益を貰い続けるためのコストは実質0と言えるでしょう。配当益をもらった後には所得税が待っていますが、所有しているということだけでかかってくる税金はありません。 その所得税だって、配当がなければ当然かかりませんしね。 もちろん、株価を見るのにパソコンも使うでしょうし、プロバイダー代もか...

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株と不動産の比較7 維持に関わるコスト 不動産編

 不動産を所有して賃貸収入を得続けるためには大きなコストがかかります。 まずは固都税(固定資産税・都市計画税を略してこう言います)があります。これは毎年1月1日に不動産を所有している人が払わないといけない税金です。 東京であれば郊外に小さなアパート一つ持っているだけで何十万円という額を払わなければな...

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 資産をコントロールするというのはちょっとわかりづらいですよね。もっとうまい言葉があれば良いのですが、コントロールという言葉しかぴったりくる言葉を見つけられません。 このページで説明したいのは、自分の持っている資産の価値を高めるために自分で何ができるかということです。自分で自分の資産をコントロールで...

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株と不動産の比較8 コントロール 不動産編

 所有している不動産の価値を高めるために個人的に何かできることはあるでしょうか。 株と違い、不動産の価値を高めるために個人でできることはたくさんあります。 外壁を塗りなおしたり、エントランスを整備したり、敷地内に駐車場を作ったり、綺麗にガーデニングしても良いかも知れません。 新築同然にリノベーション...

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株と不動産の比較9 相続 株編

 株を相続するのはある意味非常に簡単です。 相続で揉めるのは、被相続人が複数いた場合に、誰がいくら貰うかということです。この割合について意見の相違がある場合はどんな資産を相続してもトラブルになります。 しかし、割合自体に合意があるのならば、株や現金を相続する場合は単純にその割合に分けて相続すれば済む...

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株と不動産の比較9 相続 不動産編

 被相続人が複数いる場合、不動産は分割することが難しいことから株のように容易に相続することはできません。 例えば被相続人が3人居た場合、不動産を売って現金化して均等に分ければ問題は起きないのですが、そうなると相続する不動産は手放さなくてはなりません。 相続する不動産が駐車場などとして運用している土地...

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株と不動産の比較10 消失のリスク 株編

 株が消失してしまう可能性はあるでしょうか。 これは株を「株券」と捉えて物理的な意味で※株を紛失してしまうとか盗まれてしまうという意味ではなく、資産としての株の価値が消失してしまうようなことがあるかという意味です。 株の価値が消失してしまうことは頻繁に起こることです。会社が倒産したり、証券取引所の規...

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株と不動産の比較10 消失のリスク 不動産編

 不動産が消失することなどあるのでしょうか。 物理的に不動産が消失することもありますし、実質的な意味での消失することもあります。 例えば地震や地すべりなどの自然災害によって、土地そのものが消失もしくは原型を留めずに使用不可能になるということもあります。地盤沈下によって海沿いの土地が海面下に沈んでしま...

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株と不動産の比較 番外編 見栄・満足感

 さて、少し脱線しますが、投資の効率などには全く関係のない比較を少し。 投資の目的とはもちろんお金を増やすことで異論はないと思いますが、それとはまた別の目的も少しはあると思うのです。 それが見栄とか満足感だと思うんですよね。単純に俺はこれだけのものを持っていると自分一人で満足感に浸ることもあるでしょ...

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株と不動産の比較 結論

 ここまで様々な比較をしてきましたが、そろそろ結論に入ろうと思います。1 流動性 株の勝ち 売買の容易さ、短時間で現金化できる、売買に伴う費用など全ての面で見て株の方が有利と言えます。2 資産価値 引き分け 株は資産価値の増減のスピードが速く、比較的短期間で大儲けしたりスッテンテンになったりというこ...

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株と不動産の比較 おまけ

 最近の株式市場を見ていると、不動産投資の良く言えば安定感、悪く言えばもっさり感を改めて感じます。 2012年末に民主党から自民党に政権が移り、2年後の2014年末にはアベノミクスが功を奏して株価はほぼ倍の17500円に急騰。この時点で株式投資をしている人たちのサイトやブログは祭り状態で、さらに20...

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不動産投資を始める前に サラリーマンの不動産投資 公務員の不動産投資 頭金なしで物件を買う 不動産についてのあれこれ