不動産の資産価値
不動産の価値は、基本的に景気の動向に対応します。
株は景気が良くても株価が下がったり、または潰れてしまう会社も珍しくありませんが、不動産価格は景気が上向きの時は、どこの土地でも概ね価格が上昇します。
逆に言えば、景気が悪くても株価が急上昇するような会社はありますが、景気が下向きの時はどこの土地でも概ね価格は下がります。
つまり、資産価値の増減が株と比較すると穏やかと言えるでしょう。
もちろん、バブルの時の10分の1になってしまった物件もあるでしょう。でも、それはかなり例外的な物件ですよね。バブルの頃に7000万円で売っていた東京の新築戸建てが今は700万で買えるなんてことはありません。まあ、せいぜいが半額の3500万になったというところでしょうか。
しかし、株は違います。0円になってしまった株はたくさんありますし、日経平均だって5分の1とかになったりしました。
不動産は株と違って資産価値が0円になることは絶対ありません。5千万で買った家が100万円にもならないということは起こらないのです。逆に言えば100万円で買った物件が5000万円になることもないということです(昔のように暴力団が地上げに絡んでなどということをすれば別ですが、現在はそういうことが起こる可能性は低いでしょう。いずれにせよ通常はそういうことは考えなくていいです)。
つまり、
不動産→資産価値が0になることはない。資産価値の増減のスピードが穏やか。
株→資産価値が0になることは普通にあり得る。資産価値の増減のスピードが速い。
ということになります。
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