株の消失のリスク
株が消失してしまう可能性はあるでしょうか。
これは株を「株券」と捉えて物理的な意味で※株を紛失してしまうとか盗まれてしまうという意味ではなく、資産としての株の価値が消失してしまうようなことがあるかという意味です。
株の価値が消失してしまうことは頻繁に起こることです。会社が倒産したり、証券取引所の規約違反などにより上場を廃止されるということはよくニュースになりますよね。
若い人にはない感覚かも知れませんが、バブル期までは一部上場企業が潰れるなんてことは想像もできませんでした。しかし、現在は上場している銀行や有名企業が倒産したり上場廃止になることは比較的よく起こることですよね。
現在は一部上場企業でも倒産などのリスクがあるということは常識となっていますが、山一證券、拓銀、大倉商事など超一流企業が倒産し始めた98年頃は世間も非常にショックを受けたものです。
自分が投資している企業が倒産するということは、当然株の資産価値はゼロもしくはゼロに近くなります。
不動産と比べると資産価値が消失してしまうリスクは株は著しく高いと言えます。
※2009年以降は株の電子化(株券不発行制度)により、上場企業は全て株券を不発行にしたため、物理的な意味での消失というリスクはなくなりました。
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