株の相続
株を相続するのはある意味非常に簡単です。
相続で揉めるのは、被相続人が複数いた場合に、誰がいくら貰うかということです。この割合について意見の相違がある場合はどんな資産を相続してもトラブルになります。
しかし、割合自体に合意があるのならば、株や現金を相続する場合は単純にその割合に分けて相続すれば済むことです。
相続する株の評価も比較的単純(上場している株についてです)であり、その時に相場でついてる値段(つまり時価)が評価額です。
細かく言えば、相続人が死亡した日の終値、またはその月の終値の平均、前月の終値の平均、全然月の終値の平均の内一番安い価格を評価額とするわけですが、要は最近の相場の値段の中で一番安いのを評価額とするということですね。
相続の手続きが簡単なのはいいのですが、先ほども説明したように相続する株の評価額は時価です。時価は変えられません。
つまり、実際に売ったらこの値段になるという額が相続の際の評価額になってしまうわけです。つまり節税という観点から見ると非常に不利なわけです。
株には、相続の際の分割の容易さがあり、相続の際の税金の高さがあります。
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