サラリーマンだって不動産投資
バブルの頃は、地主も企業もサラリーマンも、それこそ猫も杓子も不動産投資に熱を上げました。純粋な不動産投資ではなくても、住宅ローンを利用して2000万で購入した自宅があれよあれよという間に3000万4000万になっていく様子を眺めているサラリーマンも、実際には売ったわけではないので利益は出ていないのにもかかわらず、「自宅を買ったのは良い投資だった。」とほくそ笑んでいたことでしょう。不動産投資は誰もが失敗しない投資の王道だったのです。
当時は土地の値段は絶対下がらないという土地神話が本気で信じられていたのでした。本当に土地の値段が絶対に下がらないのであれば、当たり前ですが、キャピタルゲイン目的の安く買って高く売るという不動産投資が絶対に失敗しない不動産投資の王道となるわけです。銀行さえ土地神話を信じていたので、不動産を買うためには銀行はいくらでもお金を貸してくれたのでした。物件価格の100パーセントどころか120パーセントを融資するなんてことも(しかも収益還元でがっちり回るからとかいうのでは全くなかったのに!)平気で行われていたのでした。
しかし、バブル崩壊以降、不動産価格は一貫して下がり続け、2006年頃から上向きだしたものの2008年のリーマンショックで落ち込み今に至ります。つまり、20年以上の間日本で不動産を安く買って高く売るということは非常に難しかったということになります。財テクなどと言われ安易に不動産投資に手を出したサラリーマンは失敗して大損をしたわけです。
不動産投資で安く買って高く売るは失敗する2関連ページ
- 不動産投資で安く買って高く売るは失敗する1
- ずっと言い続けていることですが、キャピタルゲイン目的の不動産投資で失敗しないでい続けることは至難の業です。
- 不動産投資で安く買って高く売るは失敗する3
- 安く買って高く売れたとしても、不動産を取得するのにかかる費用や売却した時に出た利益にかかる税金などを支払うと以外と手元に残る額は少ない。
- 不動産投資で安く買って高く売るは失敗する4
- 仮に購入価格を大幅に上回るような値段で物件を売却できたとしても、今度は税金が重くのしかかってきます。
- それでも不動産投資で失敗しないためには安く買うことが必要
- 安く買って高く売るのが目的の不動産投資は失敗する可能性が高いですが、インカムゲイン狙いの不動産投資だって安く買わなくてはなりません。
- 不動産投資で失敗しないための適正価格とはいくらか
- 不動産に適正価格なんてあるのだろうか。適正かどうかは別として、収益還元法で導き出させる理論値は近似値として利用できます。
- 不動産投資は月々の家賃と返済額の割合を間違えると失敗する
- 月々の返済額が家賃の半分を超えてくるとかなり苦しくなってきて、不動産投資に失敗する可能性がかなり高くなってくるでしょう。
- 不動産投資で金利はどこまで許容できるか
- 不動産投資に失敗しないためにはたくさんの気をつけないといけないことがありますが、金利についてはどれぐらいの高さまで許容できるのでしょうか。
- 不動産投資の失敗の極意
- 不動産投資で最も怖い大敵は家賃の滞納です。これを放置すると不動産投資は非常に苦しくなります。
- 不動産投資の成功の極意
- 不動産投資で失敗しないための極意は安く買って安く貸すに尽きると思います。
- 不動産投資の失敗の確率
- 不動産投資と聞くと非常にリスクが高くて失敗の確率が高いと思う人も多いですが、他の投資や事業と比べると実際には別格に失敗の確率は低いです。
- 不動産投資で失敗しないためのシンプルな方法
- 不動産投資で失敗しないためには不動産投資についての勉強が不可欠です。私がお勧めする方法はシンプルに不動産投資の本を片っ端から読んでみるということ。これをすれば不動産投資についてのルールはある程度身につけることが可能です。
- 失敗して当然の不動産投資
- かぼちゃの馬車の被害に遭った人は可哀想ですが、この不動産投資は間違いなく失敗する不動産投資であることは少し勉強すれば簡単にわかったはずです。なにしろシェアハウスとサブリースというやってはいけないものが二つも組み合わさっているのですから失敗は必然でした。