賃貸と購入を比較する際に問題になってくること
賃貸と購入を比較する際に問題となってくるのが、賃貸マンションと購入するマンション(所謂分譲マンション)との設備のグレードの差です。
現在の状況では、戸建ての場合首都圏で多少は出てきているものの、賃貸専用の物件があまり存在していないのでここでは賃貸マンションと購入する分譲マンションとを考えてみます。
賃貸マンションの設備は不動産投資の観点から考えますから基本的に利回りで全てが決まります。設備をこれにしたらこれだけ家賃を上げられるという理由や最低でもこのグレードにしないと客付けが出来ないというような理由がない限り、大概が設備に関しては非常に安価なものになります。
しかし、購入の場合、利回りは完全に無視です。そもそもが利回りで考えたらとてつもなく低いので(利回りが低いということを売る側から見ればとても高い値段で売れるということ)、設備はどんどん高いものを入れられます。さらに言えば通常は分譲は賃貸よりもかなり規模が大きく、そのスケールメリットによって高いグレードの設備(キッチンやバストイレ、建具など)もかなり安く入れられるため、購入と賃貸マンションの設備を比べれば圧倒的に購入するマンションの方が有利です。
そのため、賃貸と購入を比較する際には、どうしてもフェアな比較になってこないのです。広さや築年数、駅からの距離などを合わせても設備に差が出てくるので、賃貸と購入のお金の比較をしようと思っても条件が合わないので比べようがないのです。
そこで、賃貸と購入の比較をする際には、分譲のマンションを借家で借りたとしたらという条件でこのサイトでは比較しているのです。そうすれば賃貸と購入で条件を揃えられるからです。
そのため、もしも分譲タイプではない賃貸マンションを借りて住むとしたら、今までに出した数字よりもかなり安い値段で借りられることになり、賃貸の方に有利な数字が出ることを承知しておいて下さい。
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