基本的に、頭金もなく大家の経験もない人に対して、収益物件を買うために銀行はお金を貸しません。どちらか一方があれば銀行は融資してくれるかもしれません。つまり、他に収益物件を所有し、何年も大家として利益を出している経験があれば頭金なしでも銀行は収益物件を購入する資金を貸してくれるかも知れません(購入しようとしている物件が良いものであればですが)。また、他に所有物件を持っておらず、全く大家業の経験がなくても諸費用とは別に3分の1程度の頭金を用意できれば銀行は融資してくれるかも知れません。
ただ、頭金も経験も両方ない人には収益物件を購入する資金の融資を得るのは非常に厳しいということです。
しかし、絶対に不可能というわけではありません。
例えば、資産価値の非常に高い物件を格安で購入できる場合などは貸してくれることもあるでしょう。1億円の担保価値がある物件を3000万で購入することができるなんてことがあれば、喜んで貸してくれると思います。でも、普通の人はこういう物件を見つけることはできないですよね。
また、本人の与信だけで使い道の自由なお金を千万円ぐらい引っ張れる人もいるかもしれません。それを使って収益物件を購入することも可能ではありますが、金利も高く返済年数も短いので購入した物件の賃貸収入で利益を上げるどころかローンの支払いすら難しいことになりかねず、普通のパターンではお勧めできません(もちろん、やった方が良いパターンもあります。例えば銀行が融資を付けたがらない借地権や容積率を大幅にオーバーしている物件、最建築不可の物件なので都内で凄まじく利回りが良いものとか、いくつかのパターンと条件がありますが)。
では、普通の人が頭金なし経験なしでは収益物件を購入することはできないのでしょうか。
いくつかの条件をクリアすれば可能になる方法があります。
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