アパートの鍵を交換する
先日、退去があったアパートの部屋のリフォームが終わり、不動産屋さんから連絡があって新しい入居者も決まったので、現地で鍵交換をしてきました。私の身上として、リフォームなどの工事はプロに任せるというものがあります。自分でやれば安いのはわかるのですが、非常に大変な思いをしたあげく仕上がりが雑になることも多いからです。
そのため、基本的にはリフォームは業者に任せますが、自分でやるリフォームもあります。鍵交換などもその一つです。鍵交換を自分でやるメリットとしては、まず費用の問題があるでしょう。鍵屋さんに来てもらって鍵を交換すると安い鍵でも普通は1万円前後はかかります。自分でやれば部品代だけで済みます。ちなみに普通のアパートで使うようなディンプルの円筒錠で3000円前後ぐらいからあります。
不動産投資を始めた頃は当然鍵交換のやり方なんて知らなかったものの、毎回鍵屋さんが交換しているのを見ていて、「あ、これは俺できるかも」と思ってやりだしたのですが、結構簡単なんですよ。鍵屋さんが交換した錠前と全く同じものをホームセンターで買ってくるか、ネットで注文します(鍵屋さんは古い錠前と新しい錠前が入っていた箱をくれるので品番はわかります)。同じ錠前ですから付かないということはありませんので、サイズを測ったり加工する必要はありません。使うのはドライバーぐらい。あとは使ったとしても錠前を外す時に穴に挿すキリ(細いものならなんでもいい)のようなものだけ。内側の握り玉から外してネジを緩めて全体を外し、新しい錠前を付けるだけです。
しかし、新しい鍵をいつも買っていると古い鍵がドンドン増えてくるのです。それこそ30個とか40個とか。10年も使っている鍵では古くてダメですが、私のアパートはワンルームが多いですし、通常2年程度しか使わず、1年も使っていない錠前もあるわけです。そこで私は鍵を再利用することにしました。
前に使っていた鍵を同じ部屋に使うことはできませんが、私は賃貸物件を複数所有しているので、状態の良い新品同様の中古の錠前を、数年後に違うアパートの部屋に取り付けます。退去した入居者さんは私がアパートを複数所有しているかどうかなんて知るよしもないので全く問題はありません。そして、仮に合鍵を作られていたとしても問題ありません。どのアパートのどの部屋にいつ付けるかなんてことは私ですら決めていないのでわかりようがないからです。
つまり、アパートの違う部屋に付けるのではなく(それでは低いとは言えリスクはあると思います)、違うアパートの部屋に、何年も経ってから取り付けることによってトラブルが起きる可能性をなくしているんですね。場所も変えて時間もずらす、言わば時空を超えて鍵を付けることによって安全性を担保するわけです(笑)
そして、何より良いのは鍵交換の予定を自分で決められることです。鍵屋さんに頼むと鍵屋さんと現地で待ち合わせしなくてはなりません。例えば私の希望する時間が木曜日の午後8時だったり、日曜日の午前10時だったりして、その時間に鍵屋さんが空いていればいいのですが、空いていない時もあって希望の時間に来てもらえなかったりすることもあります。もっときついのはでは日曜の午前中に伺いますなんて言われることですね。自宅でしたら別にいいのですが、アパートでいつ来るかわからない鍵業者をぼーっと待っているのはかなりの苦痛です。
鍵交換を自分でやるメリットはこんな感じです。最近の防犯性の高い特殊な鍵などは交換できませんが、普通のアパートについているような鍵であれば簡単に交換できますので、不動産投資を始めようと思っているサラリーマンの方や、既に収益物件を持っていて鍵交換を業者にいつもお願いしている人は自分で鍵交換にチャレンジしてみるのも良いかも知れませんよ。
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