資産はあなたのポケットにお金を入れ、負債はあなたのポケットからお金を奪っていく  ロバートキヨサキ

不動産投資で失敗しないための究極の定義

 ロバートキヨサキのこの格言は、まさしく不動産投資の極意かと思われます。

 

資産とは、あなたのポケットにお金を入れてくれるもののこと。
負債とは、あなたのポケットからお金を奪っていくもののこと。

 

 この違いを理解できるかどうかで不動産投資が成功するか失敗するかが決まると言っても過言ではないでしょう。

 

 金持ちになる方法として、彼は資産を買い続けることを勧めます。しかし、人は資産だと思って負債を買ってしまうことが多いのです。そこで、この資産と負債の定義が重要になってくるのです。

 

 例えば、あなたが非常に高額なスポーツカー(フェラーリでもロールスロイスでも構いません)を所有していたとしましょう。これは資産かと問われれば資産だと答える人が大半だと思います。

 

 車でなくても高価な時計でもクルーザーでも何でも良いのです。何千万何億もするものを所有していたら、所有している本人はそれは資産だと認識してしまうことが多いのです。

 

 しかし、フェラーリを持っていたらあなたにお金が入ってくるのでしょうか。ロレックスを手にはめていると誰かがお金をくれる?クルーザーは?

 

 これらのものは全くお金を生み出さないばかり、お金がかかるばかりですよね。つまり、全て負債なのです。ここまではまだ理解できるかと思います。

 

 ここからが不動産投資の本質です。世田谷の豪邸と築50年の北千住にあるボロアパート、どちらが資産で負債でしょうか。

 

 もうお分かりですよね。世田谷の豪邸を所有していても1円もあなたのポケットにお金を入れてくれません。よって負債となるのです。北千住のボロアパート、周囲にうらやましがれることはありませんが、家賃があなたのポケットに入る続ける限り資産なのです。人は高価なものが資産だと思う傾向がありますが、高価か安価かということは資産と負債に関して言えば全く関係ないのです。

 

 そして、最後に究極の質問です。数年後には買った値段の倍で売れるかも知れない人気のある地域の不動産を買ったとします。これは資産ですか負債ですか。

 

 答えは負債です。持っているだけではその物件はお金を生み出しません。あなたのポケットにお金を入れてくれない限りその物件は負債となるのです。しかし、将来お金をあなたのポケットに入れてくれるのだから資産だと思うかも知れません。しかし、ロバートはこのように答えます、「それは将来的に資産になる可能性のある負債を買ったに過ぎない」と。

 

 その物件を誰かに貸し出し、入ってきた家賃でローンや修繕費、税金等まで全て支払った上にまだ余りが出て、あなたのポケットにお金を入れてくれたらその時点でその物件は負債ではなく資産となります。

 

 このことが理解できるか。それが不動産投資で失敗しないポイントとなってくるのです。


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