結局ワンルームマンション投資だって利回りなんです
都内の新築ワンルームマンション投資は不動産投資未経験のサラリーマンが手を出してはいけないと説明してきました。
しかし、もちろん、新築ワンルームマンションだって価格が充分に安く、従って利回りが高ければ別ですよ。
例で出したような典型的な都内の新築ワンルームマンションで計算すると、家賃9.2万円−積立金・管理費1.8万円×12ヶ月−固定資産税年5万円=家賃収入年間83万円となり、物件価格2300万ですから実質の利回りで約3.6パーセント。いくら都内で新築だと言ってもこんな不動産投資は失敗するのでやってはいけません。
でも、もしもこの物件価格が1000万円以下だったら話は変わってきます。実質利回りで約10パーセント近くにもなるような都内の新築ワンルームマンションがあったら、現金でも買いです。
要は年間83万円の家賃しか入らないのなら、2300万円なんて値段の物件は論外ですよということなんですが、都内の新築ワンルームマンションが1000万円以下で買えることは普通はないので、新築ワンルームマンション投資はやめましょうということです。
このあたりの計算が出来ないとワンルームマンションに手を出してしまうんでしょうね。まあ、不動産投資未経験のサラリーマンは利回りなんて考えたことないでしょうから、仕方のないところなんですが。
実質の利回りが3パーセント台の不動産投資がどれだけ危険かわからないで購入し、しかもそれをフルローンとかですからね。2千万とかだと物件が厳しくてもサラリーマンなら与信だけでローン組めちゃいますからこれがマンション販売会社の思う壺というか危険なところです。
このサイトはサラリーマンが不動産投資で失敗しないためのサイトです。私はいたずらに不動産投資は危険だから止めた方が良いなんて言っているのではないことは皆さんはご承知だと思います。実際不動産投資を薦めているんですから。でも、このワンルームマンション投資は問題なんです。絶対やっちゃダメなんです。それを不動産投資の初心者にわかってもらいたくてこの記事を書きました。
1人でも多くのワンルームマンションの購入を検討している人が私のこの記事を読んでくれることを願ってやみません。
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