ワンルームマンション投資35年保証の実際
前のページでワンルームマンション投資の35年家賃保証とは、35年間にわたり最初の1年目から35年目までずっと変わらぬ家賃を払ってくれる契約ではないということを説明しました。
では、ワンルームマンション投資の35年間家賃保証とはいったいどういう契約なのでしょうか。
もちろん、35年間の保証ですから、35年間家賃は払ってくれますが、その金額が問題なのです。例えばワンルームマンション1室の家賃を9万2千円で保証する。その9万2千円はいつまで支払ってもらえるのでしょうか。35年保証には2年とか3年に1回契約の更新があり、その際に家賃の見直しがあるのです。そのことは間違いなく契約書にちゃんと書いてあります(ちっちゃい字で)。
マンション販売会社としては、3年後には家賃を下げることができるので、最初の3年間は相場よりも高い家賃を設定して、その額を支払っても問題はないわけです。ワンルームマンションの販売価格にその分はきちんと乗せていますから。しかし、2~3年毎に家賃は下がり続け、その家賃は必ず周辺の家賃相場よりも低くなります。
空室は必ず出るわけですから、空室であるかないかに関わらず相場と同じ家賃を大家に払ってしまったら販売会社は必ず赤字になります。最初の3年間の赤字はきちんとワンルームマンション販売価格に乗せてあるのでよいのですが、3年後以降は確実に家賃を下げてくるんですね。
この家賃の下げに対して抵抗しても全く無駄です。家賃の減額が嫌なら契約は更新しませんと言われて終わりです。契約書にちゃんとそう書いてありますから。このサブリース契約を巡って大家が裁判も起こしているんですけどね。そんなこと聞いてなかったって。
これ、大家は多分嘘ついてないんですよ。本当に聞いてなかったんですよ。そして物件を販売する際に営業は35年間ずっと同じ家賃が保証されるようなことを言っているんですよ。でも、契約書にはちゃんと書いてあるんです。そしてそれをきちんと読まないで契約してしまった大家は、言った言わないの話になってしまったら勝てません。ICレコーダーかなんかで営業から言質取ってるところを録音してたりしない限り負けなんです。
ワンルームマンション投資で35年間決まった家賃が入り続けるという仮想の前提が崩れた以上、もうこれを投資として考えるのは無理だということがわかりましたでしょうか。
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