不動産投資をしていても社宅に住める？

　現在、社宅に住んでいるサラリーマンが不動産投資をしても大丈夫かと質問しているわけですが、これはっきり言って会社によるとしか言えないんですよね。

　もしも、不動産投資用の物件を持っていたら社宅に住めないという規定があるならダメでしょうね。でも、そんな規定は普通はないでしょう。地方出身者で親が亡くなって実家を相続して、それを人に貸したら東京の社宅に住んではいけないなんてことあるわけないですから。

　例えば公務員でも同じことです。公務員には官舎があります。自宅を購入していても別に官舎は借りれるわけです。例えば東京に自宅を持っているとして、大阪に転勤になったら自宅を人に貸しますよね。不動産を人に貸しているわけですから、これも立派な不動産賃貸業になっているわけです。でも、少なくとも国家公務員法上はそれを行っても全く問題ありませんし、官舎に住めないなんてことはないのです。

　なので、答えとしては、会社に「物件を買ったら社宅に住んではいけない」という特別な規定でもない限り、常識的に考えれば全く問題ないが答えになります。

　まあ、もしも仮にそういう規定があったとしても（ないとは思いますが）、質問者さんが不動産投資用物件を購入しても、わかりようがないのが実際のところかと思われます。

　不動産投資用物件を購入したことが会社わかるとしたら、確定申告で住民税を普通徴収ではなく特別徴収にしてしまうぐらいでしょう。そこさえ気をつければ不動産投資をしていることは誰にもわかりません。

　ただし、もしもそういう規定が会社にあるのだとすれば、やはり不動産投資をするのはやめておいた方が良いと思います。嘘をついたり騙したりすることは長い目で見ればうまくいかないものですから。

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