出口はどこですか?
不動産投資においても、出口を考えるということは非常に大切なことです。例えば、物件を際限なく死ぬまで増やしていき子供に受け継がせたいのか、それとも子供はいないので物件は全て売り払い、自分の財産を使い切って死にたいのか、子供はいるけど子孫に美田を残さずで住居だけ残してあとは全て売って使い切るなり寄付するなりして往生したいのか。
30代40代で40年先50年先を見据えて人生設計をするのは難しいことですが、どこを最終的なゴールとするかによって立てる戦略も変わってきます。戦略もなく行き当たりばったりで不動産投資をしていては危ないことこの上ないわけで。
また、人生という大きな枠組みの中の不動産投資の出口だけでなく、所有している物件一つ一つの出口戦略(この場合は出口戦術と言った方が良いかも知れません)も重要です。木造の戸建てなのかRCの区分なのか、RCの区分ならば容積率に余裕あるのかなどによって出口はそれぞれ違ってくるのはわかりますよね。
私は現在アラフォーですが、平均寿命まで生きるとすると、私にはあと40年人生が残っています。私が今持っている築40年の区分所有のマンションは40年後まではもたないでしょう。この物件に関しても、スラム化する前に売るのか、そのまま貸して家賃をもらい続け朽ち果てたらそれで終わりとするのか、建替えに向けて動くのか。なんらかの出口を考えておかなければ打つ手が何手も遅れてしまうのは当然です。
不動産投資に関してどのような出口戦略や個々の物件の出口戦術が想定できるのか、下の記事で考察していきましょう。