大島てる
大島てるというサイトなんですが、このサイトは私達不動産投資家からしたらちょっと困ったサイトです。過去に自殺や殺人事件などがあった物件を地図で公開しているのですが、不動産投資をしている立場からすると、もし、自分の持っている収益物件で事故があったとすると、それをこの先ずっと公開されてしまうわけです。
大島てる 事故があった場所が炎マークになっている
当然その部屋だけじゃなくてそのアパート全体がずっと事故物件として取り扱われて入居者が入らなくってしまう可能性があるわけです。
もちろん、事故があったら部屋などは告知義務がありますから入居者には契約時には告知しますよ。ただ、それも何度か入居者が入れ替わったらもう告知義務もなくなりますから(何回とか何年とかは一概には言えないのですが)、そうしたらまた普通の家賃で貸せるわけです。でも、このサイトにアップされてしまったが最後、未来永劫ずっと事故物件のままになってしまうじゃないですか。
いや、いいんですよ、もしこのサイトのデータが江戸時代から一件も漏らさず事故を載せてるなら。人が死んでない場所なんてほとんどなくなってしまうので、誰も気にしないでしょうから。さらに言えば最近の事故でも全てが載っているわけではないわけです。そうするとたまたまこのサイトに載せられてしまったら非常に不運なことになりますよね。
ただし、事故物件を知りたいというニーズがあるからこういうサイトがあるわけで、私が不動産投資をする立場から困ったもんだと思っていても、これは仕方のないところだと思います。逆に考えれば、私たち不動産投資家だって、収益物件を購入する前にこのサイトを利用することだってあり得るわけじゃないですか。
いつまでこのサイトが存続するかはわかりませんが、受け入れていくしかないわけで、だとすれば便利に使っていくしかないのかなと思います。
ちなみに、「大島てる」と検索すれば一番上に出てきます。
事故物件関連ページ
- キョリ側
- 目的地まで距離を測ることができるキョリ側。マウスでクリックするだけで簡単に距離を測れる便利地図です。
- 確率論的地震動予測地図
- 今後数十年の間に大地震に遭う確率を公開している地図で、日本全国どの地域でもどのくらいの確率で地震に遭うかを確認できます。
- 表層地盤
- 地震が起きた際の揺れやすさは表層の地盤の固さ(弱さ)に左右されます。
- 活断層
- 震災以来、活断層がとてもクローズアップされていますが、我々不動産投資家もやっぱり気になります。
- 洪水履歴
- 国土交通省の災害履歴図。ネットにアップされていますが、自宅周辺やこれから買う物件を購入する前に確認しておきましょう。