地震が起きにくい場所はどこだろうか?
東日本大震災を経験してから、誰もが地震について敏感になったと思います。もちろん、私もその1人で、私自身が住んでいる場所や家族、友達がいる場所、さらには持っている物件がある場所などは地震が起きやすい場所なのか起きにくい場所なのかを確認しようと色々調べてみたところ、防災科学技術研究所が様々な地図をネット上で無料で公開していることがわかりました。
その内の1つが確率論的地震動予測地図です。例えば、今後30年以内に震度6強(震度6弱、震度5強、震度5弱も選べる)以上の揺れに見舞われる確率などが見れます。
この地図で東京を確認すると、埋め立てた湾岸などはやはり厳しく、30年以内に震度6弱以上の地震に遭う確率は26パーセント以上100パーセント未満となっているので、私が生きている間には多分震度6弱以上の地震がきてしまうのでしょう。この前の震災の時に私が住んでいる東京多摩地区では震度5弱で、それでも本当にこれはまずい!とパニックになるぐらい揺れたので、震度6弱は相当な揺れだと思われます。確率6パーセント以上だといつ起きてもおかしくはないとのことなので、震度6弱が26パーセント以上100パーセント未満とはなんとも恐ろしい話です。
確率論的地震動予測地図(出典 防災科学技術研究所)
都内から私の住んでいる多摩地区、さらには八王子や青梅方面に下っていくにつれ、確率が下がっていきます。私が心配していた立川断層などは地震に遭う確率にはあまり関係ないようです(揺れやすさはまた別の話)。山の方に行くに従って地震の確率は下がっていきますが、もう既に住んでいる地域から引っ越すわけにもいきませんし、持っている物件を買い換えるわけにもいかないので(青梅の山奥にアパート建てても需要がないですし)、この地図を見たからといって、何か有効な対策が取れるわけではないのですが、これから自宅を買おうとか不動産投資をしようとしている方なら参考になるとは思います。
また、自分が住んでいる地域が地震に遭いやすいのがわかれば、引っ越すことはできないまでも、自宅に耐震補強を施すとか防災グッズを常備するとかいうことは可能かと思われます。
確率論的地震動予測地図は、地震ハザードステーショントップページの「J-SHISスタート」というボタンを押せば画面が立ち上がります。