投資の階段
不動産投資を除くと、普通の人の投資の階段の登り方ってこんな感じだと思います。
@株現物
A慣れてきたので株を信用でレバレッジをかけたロングを始める
Bショートにも手を出す
C日経の先物やオプション
DFXやCX
ただ,半分以上の人は@で終わると思いますし(つまり株を売買するだけ)、かなりの人がAやB辺りでとんでしまう(リスクマネージメントができない人が多いのでレバレッジがかかると大変危険。要はきちんと損切りできる人が少ない。株式市場自体の流動性の問題で、リスクマネージメントがしづらいという面もあるのですが)。
Cぐらいまで進める人ってかなりきちんとテクニカルもファンダメンタルも勉強し、リスクマネージメントをきちんとできている人だと思います。
この階段を上り続けてDまで来るのは至難の技だと思うんです。
ただ、私は(私自身上記に近い階段の登り方をしてきちゃったのですが)今になって振り返ってみると、やっぱり投資の入門としてはFXが一番優れているような気がします。
普通の人やちょっと投資をかじった人から言わせると論外なのかも知れません。証拠金取引なんて危なすぎてできないと。仕組みも難しいから素人には手が出せないとかと言われることも多いと思います。
私が考えるFXから入る利点をちょっと書いてみようと思います。
@ロング・ショートどちらのポジションも持てる。
これって一番重要なことだと思います。相場のトレンドが一方向でなければ儲けられないという投資は相当不利な投資です。投資人生の早い段階でロング・ショートは同じことという感覚を掴めるようになることって非常に重要だと思われます。
Aレバレッジを自分でコントロールできる。
私達労働者から這い上がって行こうとする人間にとって、FXだけでなくなんの投資でもなんらかの形のレバレッジを使わないと搾取される側から搾取する側にまわるのは難しいです。もちろん、最初は1倍から始めて相場を理解した後、その時々でレバレッジを変えていくのが安全なやり方だと思いますが。
B為替を理解するということは世界経済を理解するということ。
日本株の取引だけでは日本経済は見えても世界経済を理解することはとても難しいです。為替をやるとその辺の経済アナリストよりも世界経済にうるさくなります。テレビでしたり顔のアナリストが知ったかぶりしてるのが笑えるようになります(笑)米国の5月の非農業部門雇用者数の発表をドキドキしながらPCの前に座って注視している人なんてFXやってる人ぐらいしかいません。
Cテクニカルのスペシャリストになれる。
為替は(特にデイトレなんてやると)とにかく徹底的にテクニカルを重視するので、普通の人が聞いたこともないようなマイナーなテクニカルまで勉強するようになります。そこまで勉強するとどんな市場で勝負しても対応できるようになります(もちろんその市場の特性を考慮して相性の良いものを使っていかなければなりませんが)。
Dリスクマネージメントがしやすい。
今でこそ株でも逆指値ができる証券会社もありますが,数年前まで多くの証券会社はではできませんでした。さらに、ライブドアの件なんかでもわかると思うのですが、逆指値入れておいてもストップ安なんかで約定しないケースが多々あります。為替の世界では(もちろん、大荒れした時など、ある程度のスリッページはありますが)流動性が株式市場とは比較にならないぐらいあるので、基本的にそういうことはあまりありません。つまり自分の想定以上の損をすることは基本的にはないということです。
E流動性の高さ。
CとDで重複するのですがとにかく流動性が株とは比較にならないので、少数の人の動きに惑わされないでテクニカルが生きるというのと損切りが確実にできる。
F一日24時間取引ができる。
土日以外ずっと取引できるってのは、労働者として働いている人間に取っては非常に有難いです。リアルタイムな値動きを見ないで取引することは非常にリスキーだと思われます。株はザラ場が昼間だけですので、夜注文出して次の日値段がぶっとんで寄り付くなんていくらでもあります。
Gキャピタルゲインとインカムゲイン、両方の投資ができる。
私自身為替ではインカム狙いはあまりやりませんでしたけど、スワップ狙いでレバ低めにしてやるという投資も可能です。キャピタルとインカム両方狙える投資ってのはかなり有利です。
取りあえず、今思いついたことをパッと書いてみましたが、こんなに良い点があるのですから、FXからやってみるというのは悪くありません。もちろん、自分の時間を物凄く勉強に投資しないとこの世界で生き残っていくのだってとても難しいことです。しかし、やってみないことには勉強のしようがないので、まずは口座を開設して証拠金5万円とか10万円ぐらい入れてレバレッジをかけずにFXをやってみれば良いと思います。多分増えたり減ったりしながらだんだん少なくなっていくと思います(笑)
どこの証券会社に口座を開くかですが、昔は証拠金が信託されていなかったり、会社が不利になると(ようはお客が勝ちそうになると)約定させなかったりととんでもないことが横行していましたが、現在は基本的にはそのようなことはありません。なので、選ぶ基準としてはスプレッドが小さいところを選べば良いと思います。キャンペーン中のスプレッドを除けば、最安のスプレッドはドル円で0.3銭なので0.3銭のスプレッドを出している会社から選べば良いと思います。あとは、取引のツールの使いやすさとかですが、それは口座を開いて取引してみないことにはわかりませんよね(笑)
私が使いやすいなと思うのはDMM.com証券ですかね。
今テレビCMでもやってますが、大手ですし日本で一番支持されているのも頷けるクオリティーで安心感があります。初心者でも24時間サポートもあって(しかも無料)マーケット情報も無料で流してくれますし、口座開設費が無料は当たり前ですが、口座維持費や出金手数料まで無料なんて私がやり始めた頃に比べると隔世の感がありますね。
PC用の取引ツールが使いやすいだけでなくモバイル用もiPhoneアプリ版、iPad版、android版、さらにはガラケー版もあり、非常に充実しています。