老朽マンションが実際に建て替わった
今までこの章で私が説明してきた、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を目的とする不動産投資ですが、老朽化したマンションが建て替わるのは実際には非常に難しいことは理解して頂いていると思います。
しかし、東京の郊外多摩市のニュータウンにある「諏訪二丁目住宅」で建て替えが終わり、この度「Brillia多摩ニュータウン」として再生しました。
元々は総戸数640戸のマンモス団地でしたが、建て替えにより総戸数1249戸と倍の戸数になり、その増えた分の住居をデベロッパーに買い取ってもらうことにより、元々住んでいた住民の負担ゼロで建て替えることができたわけです。
元々住んでいた部屋よりも広い部屋を希望するのであれば応分の負担が必要になりますが、広さが同じ部屋であれば住民の経済的な負担はゼロを達成できたことが建て替えへの大きな原動力になったと思います。
もちろん、経済的な部分だけではなく感情面で反対する人もいますし、意固地になって訴訟を乱発するような人たちも僅かにいたようですが(いわゆるノイジーマイノリティですね)、それをクリアして建て替えを実現した管理組合の人たちの努力は素晴らしいと思います。
現在の経済状況からすると、建て替えて増えた分のマンションを販売するにしても買ってくれる人がいるのかという問題があるみたいな議論が多くなされていましたが、結果としては3期に分けて販売されたマンションは即日完売。やはり今まで私が説明してきたように、東京で駅から徒歩圏内のマンションであれば販売に関してはそう不安がないということでしょう。
この諏訪二丁目住宅なんかは、このサイトで説明してきたキャピタルゲインとインカムゲインが狙える典型的な団地ですよね。
他にも東京都下で、空室のリスクも比較的少なく、駅からも徒歩圏の建て替えが有望な団地がいくつもあり、私や私の不動産投資仲間がたくさん所有している団地もあるのですが、サイト上で具体名を挙げるわけにはいかないので、ここで書けないのは残念なところです。
私自身は不動産屋ではなくて単なる不動産投資家なので相談に乗ってあげることはできませんが、建て替えが有望な団地を知りたければ、私がいつもお世話になっている不動産屋に相談してみればいいと思います。このサイト見たんですけどと電話かメールをしてから訪ねて行けば、丁寧に教えてくれると思いますよ。
このタイプの物件だけでなく、属性や目標によってどのような不動産投資のポートフォリオを作っていけばいいか親身になって考えてくれると思います。「営業さんその後」で紹介しています。
また、「収益物件を買ってみよう」も読んでみて下さい。どんな不動産屋を選べば良いかを説明してあります。基本的には、地元の知り合いや親戚で収益物件に強い業者がいればいいのですが、知り合いで業者がいない人も多いですから、不動産投資で失敗しないためには、何も考えずに大手だからいいだろうというのは避けておきたいところです。
信頼できて、不動産投資に強い業者がを探す必要があるのですが、不動産業界では「信頼できる」業者というのが一番難しいような気がします(笑)
諏訪二丁目住宅が建て替え関連ページ
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