賃貸併用住宅なら女性を説得できる

賃貸併用住宅なら奥さんも満足

 不動産投資を始めようとする時に問題になるのが配偶者の反対。その問題をクリアしやすいのが賃貸併用住宅と言えるでしょう。

 

 私の周りを見ていると、妻が不動産投資を始めたいというパターンでは夫の方が強弁に反対するというパターンはあまりありませんが、夫が不動産投資を始めたいというパターンでは妻が大反対ということが多いです。

 

不動産投資に反対する女性

 

 今の日本の状況などを勘案すれば、サラリーマンが不動産投資を始めるということに対して合理的な反論はしづらいと思うのですが、女性は感情で動くことが多いのでそこらへんはいくら理性的に説明しても納得してくれなかったりするわけで。女性が感情的になっている問題で女性を説得するのは不可能に近いです。

 

妻を説得できずに困っているサラリーマン

 

 もちろん、全ての女性が感情的で全ての男性が理性的というわけでは決してありません。割合というか傾向の話です。そしていったん女性が不動産投資について理解してくれるとこれほど心強い味方もいません。なんと言っても私たち男性はセンスがない。クロス一つ選ぶのでも、小物から部屋の雰囲気まで女性の視点が入ると驚くほど良くなるものです(これも全ての男性がダメで全ての女性が良いと言っているわけではない。あくまで割合の問題です)。

 

 それはさておき、とにかくサラリーマンの男性が不動産投資を始めようとするとパートナーの理解を得るのが非常に大変なのですが、賃貸併用住宅であれば妻の説得がとても楽なんですね。

 

賃貸併用住宅をやろうと説得しているサラリーマン

 

 だって、マイホームを新築で建てられるんですよ。ある意味女性の夢じゃないですか。旦那さんと可愛い子供がいて、庭付きの戸建てで犬を飼うみたいな(随分昭和な夢ですが)。小坂明子の「あなた」という歌があるじゃないですか「もしも〜、私が〜、家を〜建てたな〜ら〜」って(笑)

 

 家を建てて、子犬と可愛い坊やがいてそしてあなたと楽しく笑って暮らすのよっていう夢を夫が叶えてくれるって言うんですから、少々上にアパートが付いていようがそこは我慢できるわけです。というか、まず自宅を注文住宅で建てられるということで夫の不動産投資をするという計画に対する拒否反応がなくなり(それまではせっかく貯めたお金を不動産投資なんていういかがわしいものに使われてしまうという疑念満載)、冷静に夫の話を聞いてみると、なんと住宅ローンは入居者が払ってくれるというじゃないですか。

 

 ちょっと前までマイホーム購入のために貯めておいたお金をおんぼろアパートを買うなんてふざけたことを言っていた夫が、なんと注文住宅を新築で建てると言い出して、さらにローンはそのマイホームに付いてアパートの入居者が払ってくれるので、今まで払っていた家賃は貯蓄に回せる!

 

賃貸併用住宅に賛成する妻

 

 これなら理解を得るのは非常に楽になるわけです。単純に35年ローンで家を買って定年後もローンを払い続けるなんて怖い人生ではなく、同じ35年ローンを組んでもローンは入居者が払ってくれて、自分はローンを払ったと思ってその分を繰り上げ返済に回せば20年も経たずに返済終了。貯蓄の分まで繰り上げ返済に回せば、本当に10数年でローンを終わらせることだって可能なのが賃貸併用住宅です。ローンが終わった後には入居者から入ってくる家賃はそのまま貯蓄に回しても良いですし、日々の生活に潤いを与える糧としても良い。老後は年金代わりにもなるわけで、そこまで納得させれば妻の反対が賛成に代わるのも当然です。

 

妻の欲していること→新築の家が欲しい
夫の欲していること→不動産投資がしたい

 

 妻の家が欲しいというのはもう本能の部分ですし、夫の不動産投資をしたいというのは会社が潰れないとかリストラされないとかの保証が全くなく、年金すら怪しい時代になんとか生活を安定させて老後も安心して暮らしたいという欲求です。

 

 この相反した二つの望みを両立させるのが賃貸併用住宅。不動産投資は受け入れて貰えなくても、次善の策として賃貸併用住宅という選択肢を考える時に、妻の説得の手段としてこのサイトで説明してきた賃貸併用住宅のメリット・デメリットがお役に立てばと思います。


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