家賃に消費税?

家賃に消費税はかかるのか

 皆さん家賃に消費税を上乗せして払ったことはありますか?部屋を法人で借りている人は家賃に消費税を上乗せして払ったことがある人もいるかも知れません。

 

 なぜ、個人が家賃に消費税を上乗せして払ったことがないかというと、住宅の貸付に関しては消費税は非課税なのです。また、法人で借りている人でも消費税を上乗せして払っていないという人もいるかと思いますが、家賃が外税ではなく内税の場合、消費税を支払っていることに気がついていないという可能性と大家が免税業者なので消費税を請求していないという可能性があります。もちろん、課税業者でも大家が消費税を上乗せしようとしても入居者との話し合いで上乗せできなかったということもあるのでしょうが、その場合は大家は家賃の中から消費税相当分を自分で負担することになります。

 

消費税を負担する大家

 

 私自身、商業ビルなどは持っておらず、レジデント系の物件のみの所有(このサイトを見てくださっている方も基本的にはアパートやマンションなどの住宅の貸付を目的としているのではないでしょうか)なので、オフィスなどの賃貸には詳しくないのですが、なぜここで消費税の話をするかというと、住宅系の物件でも契約時に事務所として使用していいですかと聞かれることがあるのです。

 

 アパートの一室に小さな看板を玄関に掲げてもいいですかと聞かれたことは何度もありますね。アパートでは美観の問題もあるので「それは困ります。」と断っていますが、区分所有や戸建ての場合は表札部分が看板であったとしても特に問題はないのでOKしています。

 

 アパートでは、タクシーの運転手さんの「将来的に個人タクシーを開業したいので、その申請の際に看板を一瞬だけ玄関前に置かせて頂き、写真だけ撮らせてもらえませんか。」との申し出もOKにしたこともあります。

 

 そこで消費税の話に戻るのですが、住宅としての使用ではなく事務所としての使用は消費税がかかることになります。つまり消費税を請求できるのです。しかし、私は消費税を請求したことはありませんね。なぜかと言えば、単純にそこを事務所として使用するのであれば別ですが、普通はそこに入居者さんは住んでいるわけです。

 

 将来一瞬写真を撮る可能性があるのだから消費税をずっと支払ってくれとは言えないですよね、タクシーの運転手さんに対して。今は普通に住宅として住んでいる以上、私の認識は住宅として貸し付けているわけです。

 

 住宅として貸し付けてて、その人副業で個人事業をやっており、例えばネットオークションをやっていたとします。その際に何かが送られてくる住所が住んでいるアパートだとしてもそれを事務所として貸してるとは言えないですよね。もちろん、その人が私に支払う家賃を事務所使用として経費に算入しているのならば話は別ですが、経費に算入していなければこれは住宅として貸し付けているということで消費税は頂きません。

 

 アパートをいくつか所有しているとそういう申し出は結構あることなので、説明しました。


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