区分所有のマンション投資編(メリット・デメリット)

投資として考えると

 区分所有のマンションのメリット・デメリットを投資の観点から見てみましょう。

 

 まずはメリットです。

 

 区分所有のマンションのメリットは、地べたがついているアパートや戸建てよりも圧倒的に表面の利回りが良いことです。中古のアパートや戸建てに投資しようとしても、利回りで13パーセントを超えてくるような物件は東京には中々ありません。

 

 しかし、中古の区分所有のマンションであれば利回り13パーセントなんて極々普通にあります。←この記事を書いた2012年当時の話。まあ、今(2018年)でもないわけではありませんけどね。

 

 また、価格も数百万円程度からあり、土地がついている戸建てやアパートから比べると絶対的に価格が安いです。今まで不動産投資をしたことのない初心者でも構えることなく、銀行から借り入れずに自己資金だけで購入できたりします。

 

 さらに、管理組合が管理しているので、共同部分の清掃や補修を大家がすることはないので、非常に管理が楽ということもあります。

 

区分所有のマンションの掃除をしている管理人

 

 デメリットとしては、表面利回りと実質利回りの乖離が大きいということ。表面利回りで15パーセントあっても管理費と積立金の支払いを考えると租税公課を考慮に入れなくても実質利回りが11パーセントとかに平気でなってしまいます。管理費・積立金の負担が大きいことが利回りにとても影響します。

 

 また、築年数が古くなってきた時に、アパートであれば建て直すとか大規模にリフォームするということが自分の意思でできますが、区分所有のマンションでは自分だけの意思でどうこうすることは不可能です。

 

 最後は更地にして売ってしまうという選択肢も区分所有のマンションでは自分の意思ではできません。

 

 資産価値も経年とともに急激に下がっていきます。


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