公務員という仕事と不動産投資という仕事

公務員であること、不動産投資家であること

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 公務員の時に不動産投資を始めた私ですが、そこで気がついたのが公務員の意思決定のスピードの遅さ、手続きの煩雑さ、決定に至るまでの無駄な労力等でした。

 

 公務員だった時は、何かを決める際には、まず上司に対し説明をし、その上司の上司の内諾を得てからそのまた上司のOKを取って関係各所に根回しをして、そこから起案して部や室、課の決裁が終わり、各所の決裁を取った上で所長などの最終的な決定権者の決裁という流れになります。どんだけ時間がかかるんだよって話ですよね。

 

 そもそも上司の許可を取るのが面倒だったりします。公務員の世界は基本的に減点制ですからね。何かを成功させることを評価の対象とするのではなく、何かを失敗しないことに重きを置いています。

 

 だから、まず新しいことを始めるというのは非常に手間です。係長クラスぐらいなら良いんですよ。出世とかを考えていない人も多いので。そこから上に行けば行くほど来年のポストのことばかり考えている人の割合が多くなっていくんですね。もちろん、所全体や部署全体のことを考えてくれる素晴らしい上司もいるのですが、そうじゃない人の方が多いのです。

 

 それゆえ、前例がないことをやるのはとても難しい。なので何かの許可を取る時の殺し文句は「例年こうしています。」「平成○○年にこのような形でやったことがあります。」です。

 

 さらに言えば、1回何かを始めてしまうと止めることが非常に難しい。とにかく上に行きたい上司としては、以前いた、そしてこれから先に異動した時の上司になるかも知れない人が始めたことを、自分が取りやめるということは非常にリスクがありますからね。

 

 この減点制を基本としている限り、公務員の世界は硬直的にならざるを得ない。もちろん、民間でもそういった組織はあるのですが、民間の場合そういった組織は必然的に淘汰されていきますからね。昔ならいざ知らず、このグローバルな戦いの中で意思決定の遅さは致命的ですから、規制等で守られているような特殊な世界など以外では倒産していくのが普通です。

 

 でも、公務員は倒産とか関係ないので、いつまで経ってもこういった慣習は変わらないんですね。

 

 さて、不動産投資家となった私は(当時は公務員をしながらの兼業大家ですが)、私の不動産投資に関する全ての決定権は私にあります。つまり、根回しや上司の許可など必要なく、私の電話一本で全て決まるのです。

 

 これは快感ですよ。家賃の設定、入居者の選定、リフォームの時期や額、全て私が決定し、前例を持ち出したり、パワポを作ったり、根回しをしたりなんてこととは無縁です。もちろん、失敗したら責任は全て私にありますが、不動産投資は自分の事業なんですから自分で責任取るのは当たり前です。もちろん、責任取ると言っても誰からか怒られることなんてありませんし、人事評価が悪くなることもない。単純に、「ああ、今回は失敗しちゃったな。次回からはうまくやろうっと。」で終わりです。

 

 どんな失敗をしようとも、「お前もう不動産投資から外す」なんてこともなく、もしも不動産投資を止めるのであれば、それは全て自分の意思で決定することです。ストレスないですよ。

 

 こんな風に書くと、不動産投資で苦労した人や失敗して立ち直れなくなった人たちから怒られそうですが、私だって不動産投資で辛酸を舐めてきています。

 

 家賃の滞納、夜逃げ、裁判、騒音、クレーマー、入居者同士のケンカ等々それこそ枚挙にいとまがありません。

 

 なので、不動産投資がストレスが全くないということではなくて、日々、人間関係や上司の顔色を伺いながら仕事するストレスがないということです。

 

 家賃の滞納も裁判もクレーマーも、その失敗を全て糧にして今があります。そして、今はもう家賃の滞納なんてありません(全ての入居者とは家賃保証会社を間にかませて契約していますから)、クレーマーの対処の仕方もわかっています。失敗してどんどん強くなれるんですね。公務員ではそんなに失敗できませんからね。失敗すれば適性がないと判断されて違う部署に異動させられて終わりです。上司だったら次の異動先が変わって出世の目が断たれて終わり。

 

 公務員でしたが、不動産投資を始めて本当に良かったと思います。もちろん、ストレスだけの話ではなく、経済的な余裕ができたことが一番大きいのですが。

 

 ※サブリースではなく家賃の滞納保証の会社です

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